[注目の調査結果]満足ランキング1位は『ヒロアカ』、2位以下はアカデミー賞受賞作が続く
公開日: 2020/03/06
「作品別 ポストサーベイレポート」より作品鑑賞者「満足」ランキング公開
弊社が発行している劇場鑑賞者調査「作品別 ポストサーベイレポート」(2020年2月22日~2月23日実査)の調査結果より、調査対象39作品(2019年11月8日~2020年2月14日公開)のなかで、作品鑑賞者が「満足/少し満足/どちらでもない/少し不満/不満」の中から「満足」と回答した割合の高かった作品をランキング形式で公開します。
満足度ランキングTOP3は『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』
『パラサイト 半地下の家族』『1917 命をかけた伝令』
今回調査した39作品中、「満足」と回答した割合が最も高かったのは、大人気コミックの劇場版第2作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』でした。そして、2位は『パラサイト 半地下の家族』、3位は『1917 命をかけた伝令』とアカデミー賞受賞作品が続きます。
レポートによると、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』の鑑賞者は、男女ともにF1層/M1層の割合が最も高く、男性はMT層も高めです。本作を“誰と観たのか”で最も高かったのは「一人で」ですが、同時期作品平均と比べると低めです。一方で「友人と2人で」「友人と3人以上のグループで」鑑賞する割合は、同時期作品平均よりも高くなっています。さらに、“観た理由”として「好きなジャンルの作品だった」「原作が好き/原作が有名」の割合が高くなっていることから、本作はアニメ映画または原作ファンのF1/M1層が複数人で鑑賞する傾向の強い作品であったことがわかります。
2位の『パラサイト 半地下の家族』の鑑賞者は、約6割が女性で、特にF1層とF3層の割合が高めとなっています。また、年間鑑賞本数別にみると、同時期作品平均と比べてヘビー層(12本以上)の割合が縮まっており、結果、ライト層(1-2本)・ライトミドル層(3-5本)・ミドル層(6-11本)の割合が増えています。このことから、本作は映画ファンのみならず幅広い層の人々が鑑賞したことがわかります。
(関連記事:認知率躍進の『パラサイト』、ヘビー層とミドル、ライト層の差が縮まり幅広く浸透)
3位の『1917 命をかけた伝令』の鑑賞者は、約7割が男性で、性年代別に見るとM1層の割合が最も高くなっています。本作鑑賞者の中で“映画に何を求める人が観たのか”をみてみると、同時期作品平均よりも「好奇心、知識・教養の向上」を目的に鑑賞した割合が10%以上高くなっていました。
また、ともに米アカデミー賞受賞作品である『パラサイト 半地下の家族』と『1917 命をかけた伝令』には似た傾向がありました。同時期作品平均と比べて、各作品ともに“観た理由”として「話題になってた/話題になりそうだった」と回答する割合が約2倍、非鑑賞者が“観たかったが観ていない理由”として「まだ観ていないが、今後映画館で観るつもり」と回答する割合が約2倍という結果になりました。このように、「ポストサーベイレポート」では、米アカデミー賞受賞の影響を読み取ることも可能です。
▼レポートにおける年代の定義
MT:男性15-19歳、M1:男性20-34歳、M2:男性35-49歳、M3:男性50-69歳
FT:女性15-19歳、F1:女性20-34歳、F2:女性35-49歳、F3:女性50-69歳
4位以下のランキングは下記の通り。
作品鑑賞者「満足」*ランキングトップ10
以上のように「作品別 ポストサーベイレポート」は、作品鑑賞者の属性や鑑賞理由を把握できます。そのほかにも、“観たかったが観ていない理由”や“観たくならなかった理由”、「気分転換」「家族サービス」などの“映画に何を求める人が観たのか”も分かるレポートになっています。
作品ごとの振り返りだけではなく、今後の作品のプランニングにおける“基礎資料”としても、お客様よりご好評いただいています。ひと目で把握できるよう2ページでコンパクトにまとめられておりますので、この機会にぜひご検討ください。
◆今回調査作品**一覧◆
今回の調査結果は弊社が発行する「作品別 ポストサーベイレポート」をもとにしています。
1作品あたり、CATS市場概況レポートの年間ご契約企業様は20,000円(税別)、ご契約のない企業様は50,000円(税別)でご購入いただけます。詳しくはレポート詳細ページをご覧ください。
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