[劇場鑑賞者調査]満足ランキングTOP3は、『ガルパン』『シン・エヴァ』『ライアー×ライアー』
公開日: 2021/05/21
劇場鑑賞者調査「作品別 ポストサーベイレポート」(2021年4月17日~4月18日実査)の調査結果より、作品鑑賞者が「満足/少し満足/どちらでもない/少し不満/不満」の中から「満足」と回答した割合の高かった作品をランキング形式で紹介します。調査対象作品は、2021年1月8日~4月2日に公開された39作品です。
本レポートは、作品鑑賞者の属性・動機に加え、“映画館で観なかった理由”や“レンタル・セル・配信で観ようと思う”割合なども調査。作品ごとの振り返りだけではなく、今後公開される作品の宣伝プランニングにおける“基礎資料”としてもご活用いただけるレポートです。
満足ランキングTOP3は『ガールズ&パンツァー 最終章 第3話』
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『ライアー×ライアー』
満足ランキング1位となったのは、64スクリーンでの公開と小規模ながら、初週金土日で1.7億円と高い興収をあげた『ガールズ&パンツァー 最終章 第3話』です。同時期に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』という大ヒット作品がありましたが、満足ランキングでは同作を抑えての1位となりました。以降、2位には『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、3位に『ライアー×ライアー』がランクインしました。
4位以下のランキングは下記の通り。
作品鑑賞者「満足」*ランキングTOP10
コロナ禍における自粛意識を満足ランキングTOP3で比較
「作品別 ポストサーベイレポート」では、現在コロナ禍であることから“観たかったが観ていない理由”に「新型コロナにより映画館に行くことや外出を自粛/気分にならなかった」という項目を追加しています。今回は、調査対象作品である39作品中、満足ランキングTOP3となった3作品に注目してみました。
まず、満足ランキング1位の『ガールズ&パンツァー 最終章 第3話』をみると、作品を観たいと思ったが観なかった人の約3割が本項目を選択しています。一方で、2位の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』と3位の『ライアー×ライアー』では、約6割が選択していました。
本項目の平均値が約5割であることから、『ガールズ&パンツァー 最終章 第3話』は、新型コロナによる影響が同時期公開作品よりも小さかったことが伺えます。それと比べて『シン・エヴァンゲリオン劇場版』と『ライアー×ライアー』は平均値以上となっていることから、新型コロナによる影響が他の調査対象作品よりも高めであることが分かりました。
このように、満足ランキング上位の作品に注目してみても、新型コロナウイルスに対する自粛意識は作品ごとに差があることもわかります。
上記のほかにも、“観たくならなかった理由”、「気分転換」「家族サービス」などの“映画に何を求める人が観たのか”も分かるレポートになっています。ひと目で把握できるよう2ページでコンパクトにまとめておりますので、この機会にぜひご検討ください。
◆今回調査作品*一覧◆
今回の調査結果は弊社が発行する「作品別 ポストサーベイレポート」をもとにしています。
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