[劇場鑑賞者調査]満足ランキング1位はディズニー配給の『クルエラ』~劇場鑑賞者調査(4~7月公開映画)
公開日: 2021/08/12
劇場鑑賞者調査「作品別 ポストサーベイレポート」(2021年7月31日~8月1日実査)の調査結果より、作品鑑賞者が「満足/少し満足/どちらでもない/少し不満/不満」の中から「満足」と回答した割合の高かった作品をランキング形式で紹介します。調査対象作品は、2021年4月9日~7月16日に公開された40作品です。
本レポートは、作品鑑賞者の属性・動機に加え、“映画館で観なかった理由”や“レンタル・セル・配信で観ようと思う”割合なども調査。作品ごとの振り返りだけではなく、今後公開される作品の宣伝プランニングにおける“基礎資料”としてもご活用いただけるレポートです。
満足ランキングTOP3は『クルエラ』『名探偵コナン 緋色の弾丸』
『るろうに剣心 最終章 The Final』
満足ランキング1位となったのは、「101匹わんちゃん」に登場するヴィラン(悪役)の誕生秘話を実写映画化した『クルエラ』です。2位には劇場版「名探偵コナン」シリーズ24作目の『名探偵コナン 緋色の弾丸』が入りました。続く3位、4位には「るろうに剣心 最終章」が連続してランクイン。3位はシリーズ最終章の前編『るろうに剣心 最終章 The Final』が、4位は後編『るろうに剣心 最終章 The Beginning』となりました。
ランキングTOP10は下記の通り。
作品鑑賞者「満足」*ランキングTOP10
根強いディズニーファンを中心に、気分転換を求めて鑑賞された『クルエラ』
1位の『クルエラ』の鑑賞者属性をみると、約6割が女性で、その半数である全体の約3割をF1が占めていました。“誰と観たか”では「一人で」「恋人・気になる異性」と鑑賞する割合が高く、“何を求める人が観たのか”では「気分転換」の割合が高くなっています。また、“観た理由”では「好きなジャンルの作品だった」「映像・音楽が楽しめそうだった」「設定・テーマが良さそうだった」の順に割合が高く、なかでも「好きなジャンルの作品だった」と回答した割合が同時期作品平均よりもかなり高いことが分かりました。このことから、本作はディズニーファンのF1を中心とした女性層が、一人、もしくは恋人・気になる異性と気分転換を目的に鑑賞した作品であったことが伺えます。
名探偵コナンファンの20~34歳の女性が“友人と一緒”に鑑賞『名探偵コナン 緋色の弾丸』
2位の『名探偵コナン 緋色の弾丸』の鑑賞者は、『クルエラ』と同様で約6割が女性、特にF1が最も多い3割を占めています。“誰と観たのか”では「友人と2人で」が同時期作品平均よりも高めでした。また“観た理由”では、「原作・前作・史実が好き/有名」「「好きなジャンルの作品だった」「人と一緒に楽しめそうだった」の順に回答する割合が高く、一番多い「原作・前作・史実が好き/有名」の割合は、同時期作品平均よりも3倍近く高くなっています。本作は、名探偵コナンのファン層、特にF1を中心とした若い女性が、友人と一緒に鑑賞した作品であることが分かりました。
男女20~34歳の原作・キャストファンを動員『るろうに剣心 最終章 The Final』
3位は、『るろうに剣心 最終章 The Final』です。本作の鑑賞者は、男女ともに同程度の割合で、20歳~34歳の層であるM1・F1が最も高くなっています。女性の性年代別をみると、F2・F3も高くなっていることから、男性よりも女性のほうが幅広い年代を動員したことが分かりました。“観た理由”は、「原作・前作・史実が好き/有名」「「好きなジャンルの作品だった」「俳優・女優/声優がよかった」と回答する割合が高く、本作は、るろうに剣心ファンを中心に、邦画実写映画・キャストを目的に鑑賞されたことが伺えます。
上記のほかにも、“観たくならなかった理由”、「気分転換」「家族サービス」などの“映画に何を求める人が観たのか”も分かるレポートになっています。また、現在はコロナ禍であることから“観たかったが観ていない理由”に「新型コロナにより映画館に行くことや外出を自粛/気分にならなかった」という項目を追加しています。本レポートは、ひと目で把握できるよう2ページでコンパクトにまとめておりますので、この機会にぜひご検討ください。
◆今回調査作品*一覧◆
今回の調査結果は弊社が発行する「作品別 ポストサーベイレポート」をもとにしています。
1作品あたり、CATS市場概況レポートの年間ご契約企業様は22,000円(税込)、ご契約のない企業様は55,000円(税込)でご購入いただけます。詳しくはレポート詳細ページをご覧ください。
『本能寺ホテル』(日本語版)
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(英語版)
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