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新海誠監督『君の名は。』が新作公開前に上昇、『SPY×FAMILY』ほかジャンプ勢強し~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(11月第1週)
公開日: 2022/11/10

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年11月第1週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:10月29日~11月4日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。
※視聴者数pt:記載の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す

11月第1週のTOPICS

全体TOP20
  1. 新海誠監督『君の名は。』急上昇、最新作『すずめの戸締まり』公開にあわせて配信開始
  2. Amazon見放題独占の劇場版含む『きのう何食べた?』シリーズが急上昇
  3. 『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『ワンピース』、少年ジャンプ関連作が4週連続TOP3
配信オリジナルTOP10
  1. Amazonバラエティ『ドキュメンタル』が1位獲得
サービス別TOP10(過去4週分集計)
  1. 『SPY×FAMILY』6サービスで首位獲得
配信コンテンツ視聴者数ランキング
全体TOP20
2022年11月第1週(対象期間:2022年10月29日~11月4日)
 
順位 変動 前回 作品別 視聴者数pt(橙字:定額制動画配信サービス オリジナル作品) pt前週差
1位 1
SPY×FAMILY  252 1位 SPY×FAMILY 252pt
チェンソーマン  138 2位 チェンソーマン 138pt
ワンピース  88 3位 ワンピース 88pt
ガンダム  61 4位 ガンダム 61pt
僕のヒーローアカデミア  55 5位 僕のヒーローアカデミア 55pt
名探偵コナン  51 6位 名探偵コナン 51pt
仮面ライダー  48 7位 仮面ライダー 48pt
マスカレード・ナイト  42 8位 マスカレード・ナイト 42pt
BLEACH  37 9位 BLEACH 37pt
孤独のグルメ  32 10位 孤独のグルメ 32pt
君の名は。  31 11位 君の名は。 31pt
鬼滅の刃  30 12位 鬼滅の刃 30pt
ゴールデンカムイ  29 13位 ゴールデンカムイ 29pt
キングダム  28 14位 キングダム 28pt
うる星やつら  28 15位 うる星やつら 28pt
ブルーロック  27 16位 ブルーロック 27pt
闇金ウシジマくん  26 17位 闇金ウシジマくん 26pt
きのう何食べた?  26 18位 きのう何食べた? 26pt
ドキュメンタル※1 (Amazonプライム・ビデオ) 23 19位 ドキュメンタル※1 23pt
ドラゴンボール  19 20位 ドラゴンボール 19pt
-1
2位 2 3
3位 3 -4
4位 4 8
5位 9 13
6位 6 1
7位 7 2
8位 8 -3
9位 13 5
10位 11 -2
11位 NEW - -
12位 14 -1
13位 10 -11
14位 17 6
15位 5 -24
16位 15 -1
17位 31 12
18位 133 21
19位 80 16
20位 24 2
【順位変動】↑:10以上の上昇、↗:1~9の上昇、↘:1~9の下降、↓:10以上の下降、→:変動なし
※1:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年11月5日 調査対象期間:2022年10月29日~11月4日
本ランキングは18の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ptを横断して集計しています。

新海誠監督『君の名は。』急上昇、最新作『すずめの戸締まり』公開にあわせて配信開始

新海誠監督のアニメ『君の名は。』が初登場11位にランクイン。同監督の最新作『すずめの戸締まり』が11月11日(金)に公開することを記念し、10月29日(土)に複数サービスで見放題配信が始まりました。新作公開前に関連作の視聴熱が高まったものと推察されます。視聴者の内訳をみると男女比は約6:4と男性寄り、年代別では15-19歳、20代、30代で高い視聴者数ptを集めています。

当社が毎週実施している消費者調査(CATS)から『すずめの戸締まり』の公開1週前の浸透度データをみると、意欲率(※1)の高い層は、今回配信された『君の名は。』の鑑賞者層と重なっていることが分かります。また、『すずめの戸締まり』の意欲率とファーストチョイス(※2)は同時期の『君の名は。』『天気の子』を上回っており、公開週末土日興収は『君の名は。』の7.7億円、『天気の子』の11.9億円を抜き、記録を更新する見込みです。
※1:過去1年間に映画館で1本以上映画を観た人の中で、本作を「絶対に映画館で観る」と回答した人の割合
※2:過去1年間に映画館で1本以上映画を観た人の中で、本作を「最も映画館で観たい」と回答した人の割合

Amazon見放題独占の劇場版含む『きのう何食べた?』シリーズが急上昇

前週133位から18位に『きのう何食べた?』シリーズが急上昇しました。11月3日(木)にAmazon プライム・ビデオで『劇場版「きのう何食べた?」』の見放題独占配信が始まりました。同シリーズの視聴内訳をみると、劇場版が視聴者数ptを牽引しているものの、ドラマ作品を観たと回答する視聴者も多く、シリーズとしての人気が高まっています。男女比は約2:8と女性寄り、年代別では30代で最も高い視聴者数ptを集めています。

『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『ワンピース』、少年ジャンプ関連作が4週連続TOP3

1位は5週連続で『SPY×FAMILY』が獲得しました。視聴者数ptは、第2クール開始直後の10月第1週に172ptを集めて1位にランクインした後、第2週196pt、第3週223pt、第4週253ptと週を追うごとに上昇してきましたが、今週は252ptと横ばいとなりました。視聴者の内訳をみると男女比は約5:5と偏りなく、年代別では30代で最も高い視聴者数ptを集めています。

続く2位は、4週連続で『チェンソーマン』がランクイン。視聴者数ptは前週135ptから今週138ptとほぼ横ばいとなりました。男女比は約6:4と若干の男性寄り、年代別では20代で高い視聴者数ptを集めています。3位も4週連続で『ワンピース』シリーズが入りました。視聴者数ptは前週92ptから今週88ptとほぼ横ばい。男女比は約5:5と偏りなく、年代別では20代で最も高い視聴者数ptを集めています。

各コンテンツの原作に注目すると、1位の『SPY×FAMILY』はWebマンガ誌「少年ジャンプ+」、2位『チェンソーマン』、3位『ワンピース』は漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」連載作品(過去連載含む)となり、4週連続でTOP3を少年ジャンプ関連作が独占しました。TOP3以外にも5位『僕のヒーローアカデミア』、9位『BLEACH』、12位『鬼滅の刃』、20位『ドラゴンボール』も「週刊少年ジャンプ」連載作品となり、TOP20中7作品を関連作が占めました。

配信オリジナルTOP10:Amazonバラエティ『ドキュメンタル』が1位獲得

配信コンテンツ視聴者数ランキング
配信オリジナル作品 TOP10
2022年11月第1週(対象期間:2022年10月29日~11月4日)
 
順位 コンテンツタイトル 配信サービス 視聴者数pt
1位 ドキュメンタル※1 Amazonプライム・ビデオ
23 1位 ドキュメンタル※1 23pt
19 2位 ロード・オブ・ザ・リング 19pt
13 3位 シュルプ 13pt
12 4位 シスターズ 12pt
11 5位 キャシアン・アンドー 11pt
9 6位 モダンラブ 9pt
8 7位 ユミの細胞たち 8pt
8 8位 梨泰院クラス 8pt
7 9位 わずか1000ウォンの弁護士 7pt
6 10位 バチェラー・ジャパン 6pt
2位 ロード・オブ・ザ・リング Amazonプライム・ビデオ
3位 シュルプ Netflix
4位 シスターズ Netflix
5位 キャシアン・アンドー ディズニープラス
6位 モダンラブ Amazonプライム・ビデオ
7位 ユミの細胞たち Amazonプライム・ビデオ
8位 梨泰院クラス Netflix
9位 わずか1000ウォンの弁護士 ディズニープラス
10位 バチェラー・ジャパン Amazonプライム・ビデオ
※1:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年11月5日 調査対象期間:2022年10月29日~11月4日

1位は『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シリーズがランクイン。Amazonプライム・ビデオの大人気バラエティシリーズで、最新シーズン「シーズン11 UNLIMITED」が8月17日(水)から配信されています。視聴者の内訳をみると、男女比は約8:2と男性寄り、年代別では40代の割合が高くなりました。 続いて2位は、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。ドラマ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』開始直後の9月第1週以降、9週連続で首位を獲得していましたが、今週は2位となりました。視聴者の内訳をみると、男女比は約5:5、年代別では30代、40代の割合が高くなりました。

今週、2作品が初のTOP10入りを果たしています。まず、3位の韓国時代劇『シュルプ』で、10月15日(土)に配信が始まりました。男女比は約1:9、年代別では50代の割合が最も高くなりました。次に9月23日(金)に配信が始まった9位の韓国ドラマ『わずか1000ウォンの弁護士』で、男女比は約0:10、年代別では40代、50代、60代の割合が最も高くなりました。

サービス別TOP10(過去4週集計):『SPY×FAMILY』6サービスで首位獲得

配信コンテンツ視聴者数ランキング
サービス別TOP10
過去4週の視聴者数ptを集計(10月第2週~11月第1週)
 
  日本アニメシリーズ・映画   海外アニメシリーズ・映画   バラエティ・ドキュメンタリー
  日本ドラマシリーズ・映画   海外ドラマシリーズ・映画 無色 その他
赤字定額制動画配信サービス オリジナル作品
順位 Amazon
プライム・ビデオ
  Netflix   U-NEXT   Hulu   dアニメストア   ディズニープラス   dTV
1 SPY×FAMILY   SPY×FAMILY   SPY×FAMILY   SPY×FAMILY   SPY×FAMILY   シー・ハルク:ザ・アトーニー   SPY×FAMILY
2 チェンソーマン   シスターズ   ワンピース   名探偵コナン   チェンソーマン   ウォーキング・デッド   名探偵コナン
3 ワンピース   チェンソーマン   チェンソーマン   チェンソーマン   ガンダム   キャシアン・アンドー   チェンソーマン
4 ロード・オブ・ザ・リング※1   ワンピース   月水金火木土   僕のヒーローアカデミア   陰の実力者になりたくて!   スター・ウォーズ   ワンピース
5 ガンダム   闇金ウシジマくん   名探偵コナン   CSI:科学捜査班   BLEACH   ピノキオ   ミッション:インポッシブル
6 僕のヒーローアカデミア   花束みたいな恋をした   ガンダム   BE:FIRST TV   ワンピース   ゴールデンスプーン   闇金ウシジマくん
7 名探偵コナン   ウ・ヨンウ弁護士は天才肌   トップガン   マダム・セクレタリー   うる星やつら   SPY×FAMILY   BLEACH
8 仮面ライダー   愛の不時着   ハウス・オブ・ザ・ドラゴン   ファーストペンギン!   ヤマノススメ   グレイズ・アナトミー   鬼滅の刃
9 マスカレード・ナイト   キングダム   呪術廻戦   死神さん   ブルーロック   バズ・ライトイヤー   キングダム
10 孤独のグルメ   名探偵コナン   ドラゴンボール   太田上田   ぼっち・ざ・ろっく!   わずか1000ウォンの弁護士   ショッピング王ルイ
ナイショの恋していいですか!?
ラブレイン
応答せよ1997
空から降る一億の星
君を憶えてる
主君の太陽
※:視聴者数ptの合計が多い上位7サービスを左から順に掲載
※:コンテンツ別調査のため同じタイトルでのアニメ版・実写版、あるいは同じタイトルの別作品の区別はつかない
※1:『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』のみAmazonオリジナル作品
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査
実査日:2022年10月15日~11月5日の毎週土曜日、調査対象期間:2022年10月8日~11月4日

上記は過去4週分の視聴者数ptを集計したサービス別ランキングTOP10で、合計視聴者数ptの多いサービス順に左から並んでいます。各サービスの1位をみると、『SPY×FAMILY』が上位7サービス中6サービスで首位を獲得していることが分かります。さらに、本作は前回(10月第1週~第4週)、ディズニープラスのTOP10に入りませんでしたが、今回は7位に入っています。

■男女別、年代別、過去ランキングなど、詳細はこちらから


■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要

【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります

レポート・データ解説