「今週末一番観たいのはこの作品」2017年公開作品でトップに選ばれたのは、今年を締めくくるあの作品
公開日: 2017/12/22
<シネマの週末・チャートの裏側:週末興行成績(16、17日)>
1. (ー) |
スター・ウォーズ/最後のジェダイ |
(1週目) |
2. (ー) |
映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活 |
(1週目) |
3. (ー) |
8年越しの花嫁 奇跡の実話 |
(1週目) |
4. (2) |
DESTINY 鎌倉ものがたり |
(2週目) |
5. (1) |
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー |
(2週目) |
6. (3) |
オリエント急行殺人事件 |
(2週目) |
7. (5) |
鋼の錬金術師 |
(3週目) |
8. (4) |
ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 |
(2週目) |
9. (6) |
探偵はBARにいる3 |
(3週目) |
10.(7) |
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 |
(7週目) |
※()の数字は前週順位。興行通信社調べ
今年を締めくくる特別作
先週の映画動員ランキングは、ディズニー配給の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が土日2日間で動員73万人を超える成績で1位スタート。本作はその動員や興行収入も素晴らしいが、1年の締めくくりの時期に「待ってました」とばかりに、多くの人々にとって特別な映画が公開された様子が市場調査からうかがえる。
劇場公開された映画の浸透度調査をみると、「最後のジェダイ」が特に際立つのは「この作品が一番見たい(ファーストチョイス)」と答える割合の高さであり、2017年に公開された作品の中で1位である。
「スター・ウォーズ」シリーズは、15年12月に10年ぶりの新作「フォースの覚醒」が公開され、昨年12月には「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」が公開されている。鑑賞意欲層をみると、3作とも共通しているが、50代男性を中心に40~60代男性がメイン、次に男性30代以下、続いて女性40代以上という順に意欲度が高い。
いずれも1年の締めくくりの時期に公開され、多くの人々にとって「特別な映画」となっていることがうかがえる。ディズニーによる熱狂的で幅広いファンの組成とイベント化の素晴らしい成功例と言えよう。
(GEM Partners代表、梅津文)=毎月最終金曜日掲載
◆掲載元◆
毎日新聞:シネマの週末・チャートの裏側 「今年を締めくくる特別作」(毎日新聞2017年12月22日 東京夕刊)
今回の調査結果について
今回の調査結果は、弊社が販売している「CATS市場概況レポート」をもとにしています。映画の劇場公開に向けて、宣伝中の作品の認知・鑑賞意欲など市場における浸透状況や、テレビ露出量、劇場予告編到達率、デジタルにおける最新露出状況などを把握できるウィークリートラッキング・レポートです。(毎週月曜発行)
劇場公開映画の宣伝状況を俯瞰する業界スタンダードレポートとして、多くの配給会社様にご利用いただいています。
その他にも、劇場公開映画に関するデータ・レポートを豊富にご用意しています。
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