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Amazon独占『シン・ウルトラマン』効果で『ウルトラマン』シリーズTOP3入り、Netflixオリジナル『マニフェスト』急上昇~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(11月第3週)
公開日: 2022/11/25

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年11月第3週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:11月12日~11月18日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。
※視聴者数pt:記載の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す

11月第3週のTOPICS

全体TOP20
  1. 『シン・ウルトラマン』効果で、『ウルトラマン』シリーズが3位に急上昇
  2. 『マニフェスト 828便の謎』がNetflixオリジナル版の後押しでTOP20入り
  3. アニメ『弱虫ペダル』急上昇19位、TOP20入り達成
配信オリジナルTOP10
  1. 『マニフェスト』ほか半数以上をNetflixが占める
サービス別TOP10(過去4週分集計)
  1. 7サービス中5サービスで『SPY×FAMILY』が首位
配信コンテンツ視聴者数ランキング
全体TOP20
2022年11月第3週(対象期間:2022年11月12日~11月18日)
 
順位 変動 前回 作品別 視聴者数pt(橙字:定額制動画配信サービス オリジナル作品) pt前週差
1位 1
SPY×FAMILY  238 1位 SPY×FAMILY 238pt
チェンソーマン  178 2位 チェンソーマン 178pt
ウルトラマン  82 3位 ウルトラマン 82pt
ワンピース  75 4位 ワンピース 75pt
名探偵コナン  66 5位 名探偵コナン 66pt
僕のヒーローアカデミア  47 6位 僕のヒーローアカデミア 47pt
ガンダム  41 7位 ガンダム 41pt
ブルーロック  37 8位 ブルーロック 37pt
BLEACH  32 9位 BLEACH 32pt
鬼滅の刃  29 10位 鬼滅の刃 29pt
ゴールデンカムイ  28 11位 ゴールデンカムイ 28pt
余命10年  28 12位 余命10年 28pt
天気の子  28 13位 天気の子 28pt
仮面ライダー  25 14位 仮面ライダー 25pt
きのう何食べた?  23 15位 きのう何食べた? 23pt
闇金ウシジマくん  23 16位 闇金ウシジマくん 23pt
ゆるキャン△  22 17位 ゆるキャン△ 22pt
うる星やつら  22 18位 うる星やつら 22pt
弱虫ペダル  20 19位 弱虫ペダル 20pt
マニフェスト 828便の謎  19 20位 マニフェスト 828便の謎 19pt
26
2位 2 30
3位 1033 82
4位 3 -35
5位 5 19
6位 6 2
7位 4 -11
8位 24 20
9位 16 6
10位 9 -7
11位 10 -7
12位 12 -6
13位 7 -12
14位 20 3
15位 13 -10
16位 38 12
17位 15 -4
18位 14 -9
19位 27 4
20位 82 13
【順位変動】↑:10以上の上昇、↗:1~9の上昇、↘:1~9の下降、↓:10以上の下降、→:変動なし
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年11月19日 調査対象期間:2022年11月12日~11月18日
本ランキングは18の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ptを横断して集計しています。

『シン・ウルトラマン』効果で、『ウルトラマン』シリーズが3位に急上昇

前週まで5週連続でTOP3を少年ジャンプ関連作が占め、変動がありませんでしたが、今週3位が入れ替わりました。新たに3位にランクインしたのは、『ウルトラマン』シリーズです。2021年1月の調査開始以来、初のTOP20入りとなりました。11月18日(金)にAmazonプライム・ビデオで、『シン・ウルトラマン』の独占配信が始まった影響と推察されます。2022年5月に劇場公開された同作は、興行収入44億円の大ヒットを記録しており、配信においても開始直後に高い人気を集めた結果となりました。

1位は7週連続で『SPY×FAMILY』が獲得しました。視聴者数ptは、10月1日(土)の第2クール開始直後の10月第1週から継続して上昇トレンドでしたが、前週は第2クール開始から初めて大きく減少。しかし、今週は26pt上昇し238ptを集めています。視聴者の内訳をみると男女比は約4:6と若干の女性寄り、年代別では20代で最も高い視聴者数ptを集めています。続く2位は、6週連続で『チェンソーマン』がランクイン。視聴者数ptは前週148ptから今週178ptに上昇しました。配信開始直後の10月第2週に95ptを集め、その後は継続して上昇トレンドです。男女比は約6:4と若干の男性寄り、年代別では20代で高い視聴者数ptを集めています。

『マニフェスト 828便の謎』がNetflixオリジナル版の後押しでTOP20入り

海外ドラマ『マニフェスト 828便の謎』(Netflix版タイトル『MANIFEST/マニフェスト』)が、前週82位から20位に急上昇しました。本作はシーズン3で打ち切りが決定していましたが、Netflixが完結編の製作に着手。11月4日(金)にシーズン4の独占配信を開始しました。視聴者の内訳をみると男女比は約2:8と女性寄り、年代別では30代、50代、60代で高い視聴者数ptを集めています。

アニメ『弱虫ペダル』急上昇19位、TOP20入り達成

今週、アニメ『弱虫ペダル』が前週27位から今週19位に浮上し、TOP20入りを果たしました。10月10日(月)に多くのサービスで配信が始まった最新第5期『弱虫ペダル LIMIT BREAK』がランクを押し上げた要因と推察されます。男女比は約7:3と男性寄り、年代別では20代~60代の幅広い年代で同程度の視聴者数ptを集めています。

配信オリジナルTOP10:『マニフェスト』ほか半数以上をNetflixが占める

配信コンテンツ視聴者数ランキング
配信オリジナル作品 TOP10
2022年11月第3週(対象期間:2022年11月12日~11月18日)
 
順位 コンテンツタイトル 配信サービス 視聴者数pt
1位 マニフェスト 828便の謎※1 Netflix
19 1位 マニフェスト 828便の謎※1 19pt
14 2位 ペリフェラル 〜接続された未来〜 14pt
12 3位 シスターズ 12pt
9 4位 シュルプ 9pt
9 5位 愛の不時着 9pt
8 6位 ドキュメンタル※2 8pt
8 7位 ロード・オブ・ザ・リング※3 8pt
7 8位 梨泰院クラス 7pt
6 9位 デビルズ・アワー〜3時33分〜 6pt
6 10位 イカゲーム 6pt
2位 ペリフェラル 〜接続された未来〜 Amazonプライム・ビデオ
3位 シスターズ Netflix
4位 シュルプ Netflix
5位 愛の不時着 Netflix
6位 ドキュメンタル※2 Amazonプライム・ビデオ
7位 ロード・オブ・ザ・リング※3 Amazonプライム・ビデオ
8位 梨泰院クラス Netflix
9位 デビルズ・アワー〜3時33分〜 Amazonプライム・ビデオ
10位 イカゲーム Netflix
※1:シーズン4のみNetflixオリジナル作品
※2:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
※3:『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』のみAmazonオリジナル作品
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年11月19日 調査対象期間:2022年11月12日~11月18日

サービス別にみると、NetflixがTOP10内に6作品を送り込み、半数以上を占めました。Amazon プライム・ビデオは今週4作品と前週の5作品から1つ減らしています。

1位を獲得したのは、前述の『マニフェスト 828便の謎』です。次いで、2位となったのは『ペリフェラル 〜接続された未来〜』。10月21日(金)から配信を開始しており、男女比は約4:6と若干の女性寄り、年代別では60代が最も高い視聴者数ptを集めています。

サービス別TOP10(過去4週集計):7サービス中5サービスで『SPY×FAMILY』が首位

配信コンテンツ視聴者数ランキング
サービス別TOP10
過去4週の視聴者数ptを集計(10月第4週~11月第3週)
 
  日本アニメシリーズ・映画   海外アニメシリーズ・映画   バラエティ・ドキュメンタリー
  日本ドラマシリーズ・映画   海外ドラマシリーズ・映画 無色 その他
赤字定額制動画配信サービス オリジナル作品
順位 Amazon
プライム・ビデオ
  Netflix   U-NEXT   Hulu   dアニメストア   ディズニープラス   dTV
1 SPY×FAMILY   SPY×FAMILY   SPY×FAMILY   SPY×FAMILY   SPY×FAMILY   ウォーキング・デッド   チェンソーマン
2 チェンソーマン   チェンソーマン   チェンソーマン   名探偵コナン   チェンソーマン   キャシアン・アンドー   名探偵コナン
3 ワンピース   ワンピース   ワンピース   チェンソーマン   ガンダム   スター・ウォーズ   ワンピース
4 ガンダム   闇金ウシジマくん   月水金火木土   NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班   陰の実力者になりたくて!   SPY×FAMILY   BLEACH
5 仮面ライダー   シスターズ   鬼滅の刃   太田上田   BLEACH   ゴールデンスプーン   SPY×FAMILY
6 名探偵コナン   シュルプ   ドラゴンボール   僕のヒーローアカデミア   ワンピース   アナと雪の女王   鬼滅の刃
7 マスカレード・ナイト   マニフェスト 828便の謎※1   ガンダム   CSI:科学捜査班   うる星やつら   ピノキオ   キングダム
8 僕のヒーローアカデミア   僕のヒーローアカデミア   名探偵コナン   BE:FIRST TV   ヤマノススメ   シー・ハルク:ザ・アトーニー   ミッション:インポッシブル
9 ゴールデンカムイ   名探偵コナン   BLEACH   マダム・セクレタリー   ぼっち・ざ・ろっく!   クリミナルマインド   僕のヒーローアカデミア
10 孤独のグルメ   花束みたいな恋をした   トップガン   ガキの使いやあらへんで!※2   虫かぶり姫   わずか1000ウォンの弁護士   東京リベンジャーズ
※:視聴者数ptの合計が多い上位7サービスを左から順に掲載
※:コンテンツ別調査のため同じタイトルでのアニメ版・実写版、あるいは同じタイトルの別作品の区別はつかない
※1:シーズン4のみNetflixオリジナル
※2:『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査
実査日:2022年10月29日~11月19日の毎週土曜日、調査対象期間:2022年10月22日~11月18日

上記は過去4週分の視聴者数ptを集計したサービス別TOP10で、合計視聴者数ptの多いサービス順に左から並んでいます。前週に続き『SPY×FAMILY』が多くのサービスで上位を占め、今週は上位7サービス中5サービスで首位を獲得しました。dTVは前週『SPY×FAMILY』が1位でしたが、今週は『チェンソーマン』がトップに躍り出ました。ディズニープラスの1位は前週と同じく『ウォーキング・デッド』となりました。

■男女別、年代別、過去ランキングなど、詳細はこちらから


■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要

【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります

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