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動画配信の国内市場規模は5,740億円(23年、前年比8.2%増)、2028年には7,371億円規模へ
公開日: 2024/02/22

動画配信(VOD)市場5年間予測(2024-2028年)レポート

エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners株式会社(ジェムパートナーズ、所在地:東京都港区、代表取締役:梅津文)は、2023年の動画配信(VOD)市場規模推計と、その後2028年までの各年の市場規模を3つのシナリオで予測した「動画配信(VOD)市場5年間予測(2024-2028年)レポート」を発行いたしました。本リリースでは、動画配信(VOD)サービス全体の国内市場規模の推移を2019年から振り返るとともに、5年後の2028年の市場規模予測値をレポートから抜粋する形でお知らせいたします。
 

2023年、定額制動画配信(SVOD)のサービス別市場シェアはこちら

2023年、動画配信(VOD)サービス全体の国内市場規模は
推計5,740億円(前年比+8.2%)と市場拡大続く

2023年の動画配信(VOD)サービス全体(「定額制動画配信(SVOD)」「レンタル型動画配信(TVOD)」「動画配信販売(EST)」の合計)の国内市場規模は、前年比8.2%増の5,740億円と推計されました。この値は1年間の間に消費者がこれらの動画配信サービス事業者に支払った金額を推計したもので、広告収入等は含まれません。

コロナ禍前の2019年と比較すると市場規模は96.2%増加し、ほぼ倍の規模に成長しています。各年の増加率をみると、20年はコロナ禍による巣篭り需要により前年比32.5%増と大きく伸長しました。しかし、21年以降の市場規模は拡大を続けているものの、成長ペースは年々緩やかになり、23年は前年比8.2%増と1桁成長となりました。

2028年の市場規模はベースシナリオで7,371億円に達する見込み

商品レポートでは2028年までの動画配信市場全体の成長スピードを、GEM Partnersが実施した消費者調査の結果、日本と米国の動画配信のこれまでの普及実績と映像ホームエンタテイメント全体におけるDVD・BD市場と動画配信の比率、また新型コロナウイルスの流行の影響を踏まえ、「ベース」「楽観」「悲観」の3つのシナリオで試算しています。

本リリースに掲載した28年の予測値は「ベース」シナリオで、シナリオでは、「2020年~2023年」のコロナ禍以降における米国の配信市場の緩やかな市場成長が、日本の動画配信市場でも今後も続いていくと仮定し予測を行いました。その前提に立つと28年には7,371億円にまで拡大すると予測されます。

また、DVD・BD市場は今後も縮小すると予測していますが、動画配信市場がそれを上回るペースで拡大し、 “DVD・BD”と“動画配信“をあわせた映像市場規模全体でも「ベース」シナリオでは2028年に向けて拡大していくと予測されます。

商品レポートでは、動画配信市場全体の2028年までの市場規模予測を、市場全体はもちろん、「定額制動画配信(SVOD)」「レンタル型動画配信(TVOD)」「動画販売(EST)」別に、「ベース」「楽観」「悲観」のシナリオで試算しています。また、SVOD、TVOD、ESTに関する2023年のサービス別の市場規模とシェアも掲載。さらに、上記の推計ロジックを詳細に記述しているため、推計方法の確認も可能です。そのほか、「SVODの利用者単価」や、本年の企画として「Amazonプライム・ビデオ チャンネルの利用状況」も調査しています。

■調査概要
【出典】動画配信(VOD)市場5年間予測(2024-2028年)レポート
【調査方法】GEM Partners「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」「定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査」「SVOD利用プラン調査」 、一般社団法人日本映像ソフト協会「映像ソフト市場規模及びユーザー動向調査」、総務省統計局「人口推計」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」、総務省「通信利用動向調査」、米国The DIGITAL Entertainment Group「Home Entertainment Report」および各社IR、報道発表資料を用いて分析

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