『東リベ』『ヒロアカ』『ワイスピ』など夏休みに映画公開シリーズが上位に、アマプラ独占『エヴァンゲリオン』は2位に<定額制動画配信サービス マンスリーランキング(8月度)>
公開日: 2021/09/02
夏休みに映画公開シリーズが上位に、
アマプラ独占『エヴァンゲリオン』は2位に
エンタメコンテンツランキングやデータ情報を発信する「GEMランキングクラブ」プロジェクトにて作成した「定額制動画配信サービスのコンテンツ別視聴者数ランキング」から2021年8月のマンスリーランキングを発表いたします。
※ 視聴者数pt:下記の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す
夏休み映画公開アニメシリーズが上位に
8月の1位は7月と変わらず『東京リベンジャーズ』となりました。『東京リベンジャーズ』は実写劇場版が興行収入40億円を超えるヒットを記録しており、劇場・配信サービス双方で話題度の広がりがうかがえます。
同様に、この夏に劇場版が公開された『僕のヒーローアカデミア』は3位(7月は2位)に、『クレヨンしんちゃん』も12位(7月は17位、5ランクアップ)にランクインしています。劇場版公開に合わせたプロモーションや動画配信サービスにおける関連作品のプッシュ効果、また、劇場版鑑賞者の「復習」鑑賞が視聴者数の増加をけん引しているとみられます。
上位に入った『東京リベンジャーズ』『僕のヒーローアカデミア』の視聴者内訳をみると、男女比はほぼ半々で、若い人を中心に視聴されています。世代別にみると、『東京リベンジャーズ』は20代の視聴者数が多めです。一方、『僕のヒーローアカデミア』は、より若い世代の比率が高まり、15~19歳、20代が多いことが分かりました。
洋画実写では『ワイルド・スピード』シリーズが20ランクアップし8位にランクイン
ハリウッド大作の延期が相次いでいた中で、『ワイルド・スピード』シリーズの新作は期待度の高かった作品の一つです。新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、興行収入30億円を超えて先週末(8月28日、29日)の映画動員ランキングでは4位につけました。定額制動画配信サービスにおける『ワイルド・スピード』シリーズの視聴者数ptも増加し、7月の28位から8位に大幅上昇しています。
『ワイルド・スピード』シリーズは、定額制動画配信サービス視聴者全体のボリュームゾーンである20代も多いですが、50代、60代も多めなのが特徴です。
Amazonプライム・ビデオで新劇場版シリーズ提供中の『エヴァンゲリオン』2位に
8月の2位は『エヴァンゲリオン』シリーズがランクインしました。今年3月に公開され、興行収入100億円を超えた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を含めた「新劇場版」シリーズが、Amazonプライム・ビデオにおいて定額制動画配信サービス独占提供として話題となりました。その影響もあり、利用者数の多いAmazonプライム・ビデオにおいて424ptという圧倒的な視聴者数ptを獲得しました。『エヴァンゲリオン』シリーズは視聴者のなかで男性の割合が非常に多いのが特徴で、30代、40代が多くなっています。
注目のランクインは韓国ドラマ『わかっていても』
人気アニメが多くランクインしていますが、なかでもランクが急上昇したのはNetflixオリジナル作品の韓国ドラマ『わかっていても』です。今回、7月の44位から31ランクアップし、13位に入りました。本作はNetflix内でも『東京リベンジャーズ』に続く2位となっています(参考データ①参照)。女性全体の中でも4位にランクインしました(参考データ②参照)。
参考データ①
参考データ②
参考データ③
■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります
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