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映画館で映画を観たい理由に応えてヒット『SING/シング:ネクストステージ』
公開日: 2022/03/25

2022年3月25日付毎日新聞夕刊映画欄において掲載された「シネマの週末・データで読解 『豊かな声で極上ライブ』」の転載に、補足を加えています。
『SING/シング:ネクストステージ』 公開中

『SING/シング:ネクストステージ』 大ヒット上映中!
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<シネマの週末・データで読解:週末興行成績(3月19日、20日)>

1.(NEW) SING/シング:ネクストステージ 1週目
2.(1) 映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021 3週目
3.(2) 余命10年 3週目
4.(3) THE BATMAN-ザ・バットマン- 2週目
5.(4) 劇場版 呪術廻戦 0 13週目
6.(NEW) KAPPEI カッペイ 1週目
7.(NEW) 映画 おしりたんてい シリアーティ 1週目
8.(5) ウェディング・ハイ 2週目
9.(6) 仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル 2週目
10.(9) あんさんぶるスターズ!!-Road to Show!!- 10週目

※()の数字は前週順位。興行通信社調べ

アニメ『SING/シング:ネクストステージ』が初登場1位。『ミニオンズ』シリーズを製作するイルミネーションによる最新作で、2017年3月公開の『SING シング』の続編だ。

公開週末2日間の興行収入は4億4000万円を超えた。前作の5億5000万円には及ばないが『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『コンフィデンスマンJP 英雄編』に次ぐ今年3番目の好スタートを切った。

ミュージカルショーの成功に向けて、困難を乗り越えるストーリー。注目は前作同様、歌唱力豊かな人気俳優が声を担当した動物たちによるパフォーマンスシーンだ。「映画鑑賞が『極上のライブ体験』となる」訴求点が、映画館での映画鑑賞に求めるものに合致したようだ。

1月に実施した消費者調査によると、映画館で映画を見ることを後押ししているのは「映像・音響」「イベント」体験である。理由として最大の値の「大画面・高画質」に「大音量・高音響」が続き、音の重要性も増している。また、3D、4D上映などに加えて、IMAXやドルビーアトモスなどの体験価値を高める特殊上映方式や、舞台あいさつなどのライブイベントなども前年比で増加した。こうした需要とマッチして、春の素晴らしい洋画ヒットとなった。

2021年 映画劇場鑑賞者における「映画館で映画を観たいと思う理由」

(GEM Partners代表、梅津文)=毎月最終金曜日掲載

◆掲載元◆
毎日新聞:シネマの週末・データで読解 『豊かな声で極上ライブ』(毎日新聞2022年3月25日 東京夕刊)

今回の調査結果について
今回の調査結果は、映画鑑賞者の属性や行動心理に迫るオンライン分析ツール「GEM映画白書ダッシュボード」のデータを基にしています。最新版では映画館と動画配信サービスの鑑賞傾向の違いに着目した「企画調査」を実施。さらに過去8年間におよぶ「定点調査」から劇場映画鑑賞者の変化を分析できるほか、2021年末より「劇場映画参加者人口」の変化を週次で把握できるようにもなりました。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
■「GEM映画白書ダッシュボード」(最新2021年度データ概要)
【調査方法/対象】インターネットアンケート/全国に住む15~69歳の男女
【調査実施日】2022年1月22日(土)~2022年1月23日(日)
【回答者数】14,314人(うち映画劇場鑑賞者 ※ 4,292人分)
【重みづけ】総務省発表の人口統計、CATS参加率を参考に各調査者を性年代・映画鑑賞頻度別に重みづけ