定額制動画配信サービス(SVOD)の利用率は停滞も緩やかな上昇を維持、平均サービス利用本数も増加
公開日: 2024/12/06
エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners株式会社は、映像コンテンツの利用実態に関する分析レポート「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の2024年11月調査版を、12月6日(金)に発行いたします。
本リリースでは、契約形態、観賞形態を横断した利用率の推移や、SVOD(定額制動画配信)の平均利用数に着目し、レポートから抜粋する形で、ユーザーの利用実態をお知らせいたします。
SVOD利用率は停滞も前年比+1ptの上昇を維持
「定額制」「レンタル」「購入」「無料」といった契約形態別に、それぞれの鑑賞形態別の<動画配信><放送><ビデオソフト>の2024年の利用率を調査しました。前年比で最も上昇したのは、「定額制」<動画配信>のSVODで前年比+1.5ptの40.5%を記録。20年(前年比+8.1pt)、21年(前年比+4.8pt※)の急進に比べて、近年は成長が鈍化していますが、23年(前年比+1.2pt)に続き、1pt以上の上昇を維持しました。
(※四捨五入により小数第一位が前年の見た目上の数値との差と一致していません)
一方、これまで緩やかな上昇傾向にあった「無料」<動画配信>のAdVODが、前年比-0.9ptと若干の減少を記録。同じく「無料」<放送>の無料放送(地上波)、無料放送(BS)も減少傾向にあります。そのほか、「レンタル」では、<ビデオソフト>のDVD・BDレンタル、<動画配信>のTVODが前年に引き続きともに減少し、レンタル市場全体が縮小傾向にあります。
SVOD利用者の平均利用サービス数は前年から微増、若年層で増加
SVODサービスの平均利用数を調査したところ、市場全体(回答者全体)では平均0.9サービスに加入しており、前年から0.1増加。SVOD利用者全体では前年1.76から24年は1.81と微増(チャートの値は小数点以下を四捨五入)しました。SVOD利用者における平均利用数を年代別にみると、15歳~19歳と20代の若年層で増加する一方で、30代以上は維持、もしくは減少していることが分かります。
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以上のように「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」では、映像市場を「契約形態(定額制、レンタル、購入、無料)」「鑑賞形態(動画配信、放送、ビデオソフト)」の組み合わせでカテゴリ分けをしており、映像コンテンツのホームエンタテイメント市場を幅広く把握できるのが特長です。契約形態や観賞形態を横断した分析をはじめ、各カテゴリ別の利用実態、個別サービス別のブランド浸透状況、動画配信サービス毎の利用実態深掘りなど、多様なデータを掲載しています。映像コンテンツのホームエンタテイメント市場全体の把握、分析にぜひご活用ください。
■調査概要
【出典】「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート(2024年11月調査版)」
【調査方法】インターネットアンケート
【調査実施日】2024年11月2日(土)~2024年11月6日(水)
※前回は2023年11月4日(土)~2023年11月8日(水)に調査
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】18,499人
【値の重みづけ】10歳刻み性年代の比率が、総務省統計局発表の人口推計(2024年10月1日時点の概算人口)と等しくなるように重み付けを行った
「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート(2024年11月調査版)」の
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