第6回:Amazonプライム・ビデオの技術力に裏打ちされた信念「すべてのコンテンツには視聴者がいる」
公開日: 2022/08/12
2022年5月、米カリフォルニア州ロサンゼルスでリアルとオンラインのハイブリッド開催を行った“Variety Entertainment Marketing Summit”より、各スタジオのトップマーケッターが登壇したパネルディスカッション“Meet the Masters Keynote Roundtable”をレポートします。
クラウディア・エラー(Claudia Eller)
バラエティ(Variety)誌 編集長
パネリスト:
ジョシュ・グリーンスタイン(Josh Greenstein)
ソニー・ピクチャーズ モーション ピクチャー グループ(Sony Pictures Motion Picture Group):プレジデント
ウコンワ・オジョ(Ukonwa Ojo)
Amazon プライム・ビデオ(Amazon Prime Video)兼Amazonスタジオ(Amazon Studios):チーフ・マーケティング・オフィサー
マイケル・モーゼス(Michael Moses)
ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures):チーフ・マーケティング・オフィサー
特集連載第6回は、ソーシャルメディアの分析手法に焦点を当てました。Amazonのチーフ・マーケティング・オフィサー、ウコンワ・オジョ氏が、同社が掲げる信念と目標に基づいて、いかにしてキャンペーンの最適化を行い、適切な視聴者に届けているのかを明かします。
※本記事で触れられている内容は2022年5月時点の情報です
TikTokなどソーシャルメディア上のシグナルから施策の効果を探る
モデレーター
TikTokについて触れましたが、ソーシャルメディアとキャンペーンの関係について教えてください。どの程度重要なのでしょうか。そしてどのような課題があるのでしょうか。ウコンワさん、お聞かせいただけますか。
ウコンワ・オジョ(Amazon プライム・ビデオ兼Amazonスタジオ、以下Amazon)
私たちにとって、ソーシャルメディアは非常に重要です。既存IPについて調査する際、そのIPのコミュニティはソーシャルメディア上で活動していることが多く、キャンペーンが軌道に乗っているかどうかをすぐに確認できます。たとえローンチ前であっても、コミュニティ全体だけでなく、コミュニティ内のインフルエンサーとの関係を構築できるのです。そして、早い段階から彼らと深く関わり、キャンペーンをともに進めることも可能です。これは本当に重要なことだと思います。
そして、ティーザーや予告編、アートビジュアルなどの発表時に……(以下、会員限定記事にて掲載)
※本記事はGEM Standard会員様限定となります。
新規登録(無料)いただくと閲覧いただけます。
新着記事
-
KCON LA 2025レポート後編:KCON LAとAnime Expoから北米におけるアジア系カルチャーの持続的成長を考察する
(2025/09/02) -
『国宝』と推し活:『歌舞伎』ファン若年化、『吉沢亮』を国民的推しに
(2025/09/02) -
KCON LA 2025レポート前編:『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の大ヒットに見るKカルチャーのグローバル展開
(2025/08/29) -
『鬼滅の刃』劇場版大ヒットで推しエンタメブランド価値急上昇~2025年8月エンタメブランド調査結果
(2025/08/28) -
GENDAが明かすデータマーケティング事例:推しファンの「飢餓感」データに基づく景品選定
(2025/08/25)
新着ランキング
-
劇場公開映画 週末動員ランキングTOP10【最新週】
(2025/09/16) -
劇場公開映画 週末動員ランキングTOP10(2025年9月5日~9月7日)
(2025/09/16) -
劇場公開映画 認知率 週間TOP10【最新週】
(2025/09/16) -
劇場公開映画 認知率 週間TOP10(2025年9月6日実査)
(2025/09/16) -
音楽アーティスト リーチpt 週間TOP10【最新週】
(2025/09/11)
アクセスランキング
(過去30日間)
-
『国宝』と推し活:『歌舞伎』ファン若年化、『吉沢亮』を国民的推しに
(2025/09/02) -
動画配信の国内市場規模は5,930億円(24年、前年比3.3%増)、2029年には7,873億円規模へ
(2025/02/28) -
2024年の定額制動画配信市場は推計5,262億円、U-NEXTがシェア最大の伸び、6年連続首位のNetflixに迫る
(2025/02/25) -
KCON LA 2025レポート:『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の大ヒットに見るKカルチャーのグローバル展開
(2025/08/29) - ランキング ジャンル別一覧
-
『8番出口』『国宝』はじめ、カンヌ国際映画祭上映作品の話題度・浸透度
(2025/06/13) -
定額制動画配信サービス 週間リーチptランキングTOP20【最新週】
(2025/09/11) -
東宝が映画の企画開発現場で進めるデータ活用:コアファンを掴む「エンタメブランド」分析
(2025/08/20) -
推しファンが作る総合価値を年代別にランキング:VTuber、アイドル、ギャンブル、ガンダムなど傾向が明らかに
(2025/08/01) -
劇場公開映画 週末動員ランキングTOP10【最新週】
(2025/09/16)