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『ウォーキング・デッド』最終章発表に伴い急上昇、『ワンピース』配信でも勢い維持でV7~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(9月第4週)
公開日: 2022/09/30

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年9月第4週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:9月17日~9月23日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。
※視聴者数pt:記載の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す

9月第4週のTOPICS

全体TOP20
  1. TOP3は3週連続変動なし、劇場版大ヒットの『ワンピース』がV7
  2. 完結目前の海外ドラマ『ウォーキング・デッド』が急上昇TOP20入り
配信オリジナルTOP10
  1. Netflixの韓国ドラマ『ナルコの神』が初のランクイン
配信コンテンツ視聴者数ランキング
全体TOP20
2022年9月第4週(対象期間:2022年9月17日~9月23日)
 
順位 変動 前回 作品別 視聴者数pt(橙字:定額制動画配信サービス オリジナル作品) pt前週差
1位 1
ワンピース  106 1位 ワンピース 106pt
ロード・オブ・ザ・リング※1 (Amazonプライム・ビデオ) 73 2位 ロード・オブ・ザ・リング※1 73pt
キングダム  63 3位 キングダム 63pt
名探偵コナン  53 4位 名探偵コナン 53pt
リコリス・リコイル  49 5位 リコリス・リコイル 49pt
SPY×FAMILY  41 6位 SPY×FAMILY 41pt
ウォーキング・デッド  34 7位 ウォーキング・デッド 34pt
オーバーロード  34 8位 オーバーロード 34pt
鬼滅の刃  33 9位 鬼滅の刃 33pt
メイドインアビス  32 10位 メイドインアビス 32pt
よふかしのうた  31 11位 よふかしのうた 31pt
ハイキュー!!  30 12位 ハイキュー!! 30pt
六本木クラス  28 13位 六本木クラス 28pt
クレヨンしんちゃん  27 14位 クレヨンしんちゃん 27pt
ドキュメンタル※2 (Amazonプライム・ビデオ) 26 15位 ドキュメンタル※2 26pt
僕のヒーローアカデミア  24 16位 僕のヒーローアカデミア 24pt
アオアシ  24 17位 アオアシ 24pt
進撃の巨人  24 18位 進撃の巨人 24pt
ジョジョの奇妙な冒険  24 19位 ジョジョの奇妙な冒険 24pt
バイオハザード  21 20位 バイオハザード 21pt
-10
2位 2 -20
3位 3 4
4位 7 9
5位 5 3
6位 4 -5
7位 45 22
8位 8 -3
9位 9 -2
10位 6 -13
11位 12 2
12位 28 13
13位 24 10
14位 51 16
15位 13 0
16位 18 3
17位 19 4
18位 39 10
19位 15 -2
20位 35 6
【順位変動】↑:10以上の上昇、↗:1~9の上昇、↘:1~9の下降、↓:10以上の下降、→:変動なし
※1:『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』のみAmazonオリジナル作品
※2:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年9月24日 調査対象期間:2022年9月17日~9月23日
本ランキングは18の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ptを横断して集計しています。

TOP3は3週連続変動なし、劇場版大ヒットの『ワンピース』がV7

1位は7週連続で『ワンピース』シリーズが獲得しました。多くのサービスでTVアニメ版が配信されているほか、Amazonプライム・ビデオでは歴代映画14作品の見放題独占配信が行われています。8月6日(土)に劇場公開された映画『ONE PIECE FILM RED』は、興収157億円に迫る大ヒットを記録しており、コンテンツ全体の盛り上がりがみられます。視聴者数ptは前週115ptから今週106ptに減少。視聴者の内訳をみると男女比は約6:4と若干の男性寄り、年代別では15-19歳で最も高い視聴者数ptを獲得しています。

続く2位は3週連続となる『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズです。9月2日(金)にAmazonオリジナルのドラマ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』の配信が始まりました。同シリーズの視聴者数ptは、新作ドラマがけん引しているものの、映画作品を観たと回答する視聴者もおり、シリーズとしての人気が高まっています。視聴者数ptは前週92ptから今週73ptに減少。男女比は約7:3と男性寄り、年代別では40代と60代で特に高い視聴者数ptを集めています。

そして、3位も3週連続で『キングダム』シリーズがランクイン。7月10日(日)にTVアニメ版第4シリーズ第2クールの配信が始まりました。同シリーズの視聴者数ptは、実写映画版も獲得していますが、TVアニメ版がけん引しています。シリーズ全体の視聴者数ptは前週59ptから今週63ptに上昇しました。男女比は約6:4で若干の男性寄り、年代別では20代、30代、50代、60代と幅広い年代でほぼ同数の視聴者数ptを獲得しています。

完結目前の海外ドラマ『ウォーキング・デッド』が急上昇TOP20入り

ウォーキング・デッド』が圏外から急上昇しTOP20入りしました。前週45位から7位にランクインした『ウォーキング・デッド』は、2010年にTV放送を開始し、2022年9月現在、シーズン11まで製作されている長寿の人気海外ドラマです。現在、シーズン1からシーズン11のPart1まで複数のサービスで配信されていますが、Part2はディズニープラスでの独占配信となります。今回の集計対象期間中にシリーズ完結編となる『ウォーキング・デッド ファイナル・シーズン 最終章』が10月3日(月)よりディズニープラスで独占配信されることが発表されており、過去作の振り返り視聴が増えたと推察されます。

『ウォーキング・デッド』の視聴者の内訳をみると、男女比は約6:4と若干の男性寄り、年代別では30代と40代で最も高い視聴者数ptを獲得しています。視聴サービスの内訳は、Netflixが視聴者全体の40%と最も高く、次いでディズニープラスが33%となりました。

そのほか、作品完結間際で急上昇した作品に国内ドラマ『六本木クラス』があり、前週24位から13位にランクアップしました。

配信オリジナルTOP10:Netflixの韓国ドラマ『ナルコの神』が初のランクイン

配信コンテンツ視聴者数ランキング
配信オリジナル作品 TOP10
2022年9月第4週(対象期間:2022年9月17日~9月23日)
 
順位 コンテンツタイトル 配信タイトル 視聴者数pt
1位 ロード・オブ・ザ・リング※1 Amazonプライム・ビデオ
73 1位 ロード・オブ・ザ・リング※1 73pt
26 2位 ドキュメンタル※2 26pt
19 3位 梨泰院クラス 19pt
18 4位 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 18pt
18 5位 シスターズ 18pt
17 6位 愛の不時着 17pt
14 7位 シー・ハルク:ザ・アトーニー 14pt
12 8位 ピノキオ 12pt
10 9位 ザ・マスクド・シンガー 10pt
10 10位 ナルコの神 10pt
2位 ドキュメンタル※2 Amazonプライム・ビデオ
3位 梨泰院クラス Netflix
4位 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 Netflix
5位 シスターズ Netflix
6位 愛の不時着 Netflix
7位 シー・ハルク:ザ・アトーニー ディズニープラス
8位 ピノキオ ディズニープラス
9位 ザ・マスクド・シンガー Amazonプライム・ビデオ
10位 ナルコの神 Netflix
※1:『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』のみAmazonオリジナル作品
※2:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年9月24日 調査対象期間:2022年9月17日~9月23日

配信オリジナルTOP10に入ったコンテンツのサービス内訳は、Amazonプライム・ビデオ3作品、Netflix5作品、ディズニープラス2作品となっています。前週はAmazonプライム・ビデオ作品が最も多くランクインしていましたが、今週はNetflixが最多ランクインに返り咲きました。コンテンツタイプ別の内訳は、ドラマ7作品、バラエティ2作品、実写映画1作品となりました。

1位を獲得したのはAmazonプライム・ビデオの『ロード・オブ・ザリング』シリーズです。全体ランキングでは2位に入るなど、高い人気を博しています。そのほかの動きとして、Netflixで9月9日(金)から配信されている韓国ドラマ『ナルコの神』(10位)が初めてTOP10入りを果たしました。男女比は約2:8とかなり女性寄り、年代別では30代で特に高い視聴者数ptを集めています。

■男女別、年代別、過去ランキングなど、詳細はこちらから


■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要

【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります

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