[映画興行市場に関する調査結果] 映画興行市場は2017年~2021年まで2,200億円を上回る高い水準で横ばい傾向を見込む
公開日: 2017/03/01
2009年から2016年までの消費者の映画鑑賞における調査データと2016年の映画興行市場の実績データに基づき、2017~2021年の5年間の映画市場のマクロトレンドについて予測した「映画興行市場5年間予測(2017-2021年)レポート」から、注目の調査結果をご報告します。
【図】興行収入の5か年推計 |
【1】映画興行市場の市場規模推計
2021年までの今後5年間について、人口統計、映画鑑賞参加率・平均鑑賞本数・平均入場料金について公的調査、当社消費者調査に基づき推計しました。結果、映画市場規模は2000年以降最高となった2016年を基準とすると、今後5年間で年平均0.9%の減少を見込んでいます。ただし、2017年以降の今後5年間だけを見ると、2,200億円を超える高い水準で横ばい傾向が続き、2021年で2,234億円と見込まれます。
【2】ODS(非映画デジタルコンテンツ)※市場の市場規模推計
録画、中継を含むODS市場全体を、過去の公開本数、1本当たりの興行収入のトレンドをもとに、今後5年間の市場の伸びを推計しました。トレンドを維持する場合、年率25%の成長となり、2021年は2016年の約3倍となる493億円市場まで成長すると見込まれます。この場合、うち映画興行市場にも含まれる録画は316億円と推計され、映画興行市場の約14%を占める規模となります。
※期間限定の特別上映、コンサート、演劇、オペラ、スポーツなど映画以外のコンテンツの映画館における上映
※単位未満を四捨五入のため、内訳の合計が総数に合わない場合があります。
※本推計は当社が行ったアンケート調査および日本映画製作者連盟統計、公的統計の公開情報を用いて分析を行っています。
※本推計においては2019年に実施予定の消費税引き上げによる影響は加味しておりません。
※本推計は、個別作品ごとの興行収入の積み上げによる予測ではなく、映画市場のマクロトレンドに注目した予測となります。
■調査概要
【調査方法】GEM Partners実施のインターネットアンケート(2009年~2016年)(*)、政府統計、一般社団法人デジタルコンテンツ協会統計、日本映画製作者連盟統計よりGEM Partners分析
【調査対象】全国に住む15~69歳の男女
【調査実施日】2009年~2016年の各年の12月の各週末
【回答者数】各調査回とも約10,000サンプル
【数値の重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に各調査者を性年代別に重みづけ
*約10,000サンプル、うち、年間1本以上映画を観る「映画参加者」3,000サンプル程度
この調査に関するレポートについて
上記の調査結果を含む「映画興行市場5年間予測(2017-2021年)レポート」に関する詳しい説明は下記のページでご覧ください。
プレスリリースダウンロード
本調査に関するお問い合わせ先
-
GEM Partners(ジェムパートナーズ)株式会社
担当:坂井・横野
電話:03-6303-1346 (平日10:00~19:00)
メールアドレス:info@gempartners.com
新着記事
-
音楽鑑賞のデジタルサービスシフトを世代間で比較する
(2024/11/22) -
音楽IP戦略とデータ活用:アーティストへのリーチをチャネル別・サービス別に把握してプロモーション設計を最適化する【レコード会社編】
(2024/11/18) -
IP商品ラインアップとデータ活用:商品カテゴリー毎に顧客が求めるエンタメブランドを発見する【全国小売流通企業編】
(2024/11/08)
新着ランキング
-
メディア横断リーチpt 急上昇TOP10(2024年11月第2週)
(2024/11/21) -
メディア横断リーチpt 週間TOP10(2024年11月第2週)
(2024/11/21) -
定額制動画配信サービス 週間リーチptランキングTOP20(2024年11月第2週)
(2024/11/21)