記事
好調なアニメ映画と春興行
公開日: 2017/02/24
本記事は、2017年2月24日付毎日新聞夕刊映画欄において掲載された記事を転載したものです
![]() |
|
|
『劇場版 ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-』 2017年2月18日公開 |
|
先週末の1位は小説(ライトノベル)原作で、テレビアニメを映画化した「劇場版 ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-」だった。土日2日間で興行収入4億2500万円を超える素晴らしいスタートである。ランキングにはロングランヒット中の「君の名は。」や「この世界の片隅に」も入っている。「アニメ好調」と言われた昨年の傾向が続いているという見方もできよう。そうした雰囲気は、観客が作品を見に行く後押しになるだろうし、また良い作品が作られていくという好循環にもつながりうる。
しかし、アニメであればヒットするわけでもない。ジャンルの好不調に関わらず、鑑賞理由はさまざまで、消費者の心理は複雑だ。「ソードアート・オンライン」「君の名は。」「この世界の片隅に」の客層だけを比較しても、男女比、年代比や好みの映画、鑑賞行動の特性は異なる。
春休みに向け、ヒットしそうな顔ぶれも多彩だ。年々興行収入が拡大する傾向の「劇場版ドラえもん」は観客への浸透度が力強く、洋画ではディズニーアニメ「モアナと伝説の海」、「ミニオンズ」スタッフによるアニメ「SING/シング」も観客の意欲が高まっている。直近では米アカデミー賞の授賞式を前に、今週末公開の洋画実写「ラ・ラ・ランド」の意欲度が高い。しばらく、全体的に劇場は活況となりそうである。
(GEM Partners代表、梅津文)=毎月最終金曜日掲載
◆掲載元◆
毎日新聞:シネマの週末・データで読解 「アニメの好調継続」 (毎日新聞2017年2月24日 東京夕刊)
新着記事
-
『黒牢城』がバズ度で圧倒、カンヌ映画祭出品ニュースバズと鑑賞意欲への効果
(2026/06/04) -
『名探偵コナン』首位を維持、『ちいかわ』ハッピーセットの後押しもあり上昇~2026年5月の推しファン人数調査結果~
(2026/06/01) -
パルム・ドールは“Fjord”、濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』主演の岡本多緒が日本人初の女優賞 ~第79回カンヌ国際映画祭 結果と全体像~
(2026/05/29) -
「映画館好きの若者」を巻き込む方法論 —Z世代動員からα世代育成まで <CinemaCon 2026>
(2026/05/20) -
ハリウッドスタジオが興行に求める、劇場体験の価値向上 <CinemaCon 2026>
(2026/05/20)
新着ランキング
-
音楽アーティスト リーチpt 週間TOP10【最新週】
(2026/06/04) -
マンガ リーチpt 週間TOP10【最新週】
(2026/06/04) -
映像 リーチpt 週間TOP10【最新週】
(2026/06/04) -
定額制動画配信サービス 週間リーチptランキングTOP20【最新週】
(2026/06/04) -
メディア横断リーチpt 急上昇TOP10【最新週】
(2026/06/04)
アクセスランキング
(過去30日間)
-
劇場公開映画 週末動員ランキングTOP10【最新週】
(2026/06/01) - ランキング ジャンル別一覧
-
定額制動画配信サービス 週間リーチptランキングTOP20【最新週】
(2026/06/04) -
ソニー、東宝、バンダイナムコ、そしてNetflixはアニメ業界をどう変えたのか。「アニメ産業レポート」が示す業界の現在地 ~AnimeJapan 2026セミナーレポート~
(2026/05/15) -
パルム・ドールは“Fjord”、濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』主演の岡本多緒が日本人初の女優賞 ~第79回カンヌ国際映画祭 結果と全体像~
(2026/05/29) -
音楽アーティスト リーチpt 週間TOP10【最新週】
(2026/06/04) -
日本とアメリカのアニメファン市場拡大のポテンシャルを消費者調査からひも解く
(2026/05/11) -
2025年の定額制動画配信市場規模は成長が再加速し6,000億円超え、Netflixがシェアをさらに伸ばし7年連続首位
(2026/02/25) -
Netflix利用者のうち「WBCきっかけ」利用者は男性40~50代多め、継続の鍵は新たなコンテンツとの出会い~Netflixの利用者構造をデータで読み解く(第2回)
(2026/05/15) -
劇場公開映画 認知率 週間TOP10【最新週】
(2026/06/01)
