注目の調査結果

アマプラ・ネフリ等配信サービスのYouTubeチャンネル活用戦略を比較する<定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査>

2021/08/19

<定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査> アマプラ・ネフリ等配信サービスの
YouTubeチャンネル活用戦略を比較する
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国内の定額制動画配信18サービスを対象に、認知・利用などの市場浸透状況、露出状況などを毎月レポートしている「定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査」は2021年7月号より、各サービスの「YouTube公式チャネルにおける動画再生回数」調査を追加し、これまでの「テレビCM」「番組内露出(番宣)」「ツイッター」「WEBニュース」「ブログ」と合わせ、より多面的に分析が行えるようになりました。

そこで今回、最新8月号(調査期間7/1~7/31)の調査結果をもとに、定額制動画配信サービスのYouTube公式チャネルでの露出に注目し、同じく動画訴求メディアである「テレビCM」「番組内露出(番宣)」と比較した分析結果をレポートいたします。

【調査ハイライト】

2021年7月における「YouTube公式チャネル動画再生回数」「テレビCM」「番組内露出(番宣)」調査データから、サービス毎に下記のような露出戦略の特徴が見えてきました。

  • テレビCM露出が多く、短尺・宣伝型の動画でYouTubeも積極利用するサービス
    • 「Amazonプライム・ビデオ」「ディズニープラス」「Netflix」*
  • テレビ露出は少な目だが、長尺・コンテンツ体験型の動画でYouTubeを積極利用するサービス
    • 「ABEMAプレミアム」「DAZN」「dTV」*
  • YouTubeより自社メディアであるテレビでの番組露出を活用するテレビ局系サービス
    • 「Hulu」「Paravi(パラビ)」「TELASA(テラサ)」「FOD(FODプレミアム)」*
*7月におけるYouTube公式チャンネル動画再生回数の多い順

「Amazonプライム・ビデオ」のYouTube公式チャンネルの動画再生回数が圧倒的1位、次いで「ディズニープラス」「ABEMAプレミアム」「Netflix」「DAZN」「dTV」が積極活用

下記は、各定額制動画配信サービスのYouTube公式チャンネル(注1)における公開動画(注2)の2021/7/1~7/31における月間の合計再生回数ランキングです。再生回数は自然検索による再生数とプロモーションによる再生数の両方を含みます。

注1:「TELASA(テラサ)」は公式チャンネル「TELASA テラサ」以外に、テレビ朝日の公式チャンネル「tvasahi」内にある再生リスト「TELASAおススメ!」の動画も集計対象。「Apple TV+(アップルプラス)」は「Apple Japan」チャンネル内の「Apple TV+(アップルプラス)」に関する動画のみ集計対象。
注2:動画が“限定公開”の場合は対象外とし、一般公開への切り替え日を公開日として対象。ただし、“限定公開”中の再生回数は、一般公開日に一括でカウントする。
YouTube公式チャネル動画再生回数ランキング(7月)

7月の動画再生回数ランキングでは、「Amazonプライム・ビデオ」が4,000万回超と、2位の「ディズニープラス」の約4倍と圧倒的な差をつけ、1位に入りました。「Amazonプライム・ビデオ」は6月のランキングでも突出して1位でした。そのため、「Amazonプライム・ビデオ」がほかの定額制動画配信サービスと比べて、最もYouTubeでの露出に積極的であることが見てとれます。

続く2位以下には、「ディズニープラス」「ABEMAプレミアム」「Netflix」「DAZN」「dTV」が入り、比較的再生回数が多いグループとなっています。これら5サービスは6月ランキングでも順位の変動はあるものの、上位を占めていました。「Amazonプライム・ビデオ」と合わせて、これら6サービスがYouTubeの露出に積極的であると言えます。

では、YouTube以外の動画訴求メディアとして、テレビはどのように活用されているのでしょうか。下記は「テレビCM」「テレビ番組内露出(番宣)」の7月における露出量の上位10サービスのランキングです。YouTubeを積極的に活用している上記6サービスに薄黄色でハイライトしました。

テレビCM露出ランキング(7月) テレビ番組内露出ランキング(7月)
注3:「GRP」は関東のNHK、民放キー局5社の地上派放送において、各定額制動画配信サービスに関する露出時間をGEM Partnersにてカウントし、年間平均の視聴率を乗じて算出した指数

YouTubeに積極的な6サービスはテレビCM露出の多さから、グループ①「Amazonプライム・ビデオ」「ディズニープラス」「Netflix」と、グループ②「ABEMAプレミアム」「DAZN」「dTV」の2つのグループに分かれています。すぐ後で分析しますが、これらのグループはYouTubeで再生回数の多い動画のタイプも異なっています。

テレビ局系サービスのYouTube再生回数は「Hulu」の8位が最高位となっています。そのほかの「Paravi(パラビ)」「TELASA(テラサ)」「FOD(FODプレミアム)」もYouTubeでの露出は比較的少ないことが、YouTube再生回数のランキングから見てとれます。ただし、これらのサービスは、テレビ番組内露出において上位を独占しています。つまり、テレビ局系サービスのYouTube露出が少ないのは、自社メディアという強みを生かした露出を優先しているためと推察されます。

短尺・宣伝型動画が上位の「Amazonプライム・ビデオ」「ディズニープラス」「Netflix」
長尺・コンテンツ体験型動画が上位の「ABEMAプレミアム」「DAZN」「dTV」

YouTubeを積極的に活用している前述の6サービスにおいて、具体的にはどの動画の再生回数が多いのでしょうか。各サービスの上位5動画のランキング(7月)は下記となっており、再生数上位の動画の時間の長さで大きく2つのグループに分けられることが見えてきました。

① 短尺・宣伝型:「Amazonプライム・ビデオ」「ディズニープラス」「Netflix」

Amazonプライム・ビデオ
順位 月間再生回数 動画タイトル※クリックすると動画ページに遷移します 動画の長さ 動画公開日
1 20,693,393 Amazon Prime Video 『トゥモロー・ウォー』超大作SFアクション篇 15秒 15秒 2021-06-23
2 3,140,873 好きな時間へ、ひとっ飛び。| Amazon Prime Video 俳優篇 30秒 30秒 2021-06-27
3 2,999,948 Amazon Prime Video 『トゥモロー・ウォー』今すぐ飛び込め篇 31秒 2021-06-29
4 2,775,925 Amazon Prime Video 『トゥモロー・ウォー』超大作SFアクション篇 30秒 30秒 2021-06-23
5 2,453,076 『DREAMS COME TRUE Prime Video Show』 ここでしか見られない、ドリカムがいる編 28秒 2021-06-28
ディズニープラス
順位 月間再生回数 動画タイトル※クリックすると動画ページに遷移します 動画の長さ 動画公開日
1 2,180,051 ファルコン&ウィンター・ソルジャー|第2弾 予告編|Disney+ (ディズニープラス) 1分44秒 2021-04-13
2 1,963,878 『モンスターズ・ワーク』TVスポット 30秒 怖がらせ屋はいらない編|Disney+ (ディズニープラス) 30秒 2021-07-01
3 1,452,646 マーベル・スタジオ ドラマシリーズ|特別映像|Disney+ (ディズニープラス) 30秒 2021-07-14
4 1,005,945 マーベル・スタジオ『ホワット・イフ…?』 | 予告編 | Disney+(ディズニープラス) 2分38秒 2021-07-09
5 908,527 マーベル・スタジオ『ロキ』|TVスポット ストーリー編|Disney+ (ディズニープラス) 30秒 2021-06-11
Netflix
順位 月間再生回数 動画タイトル※クリックすると動画ページに遷移します 動画の長さ 動画公開日
1 320,342 『モンスターハンター: レジェンド・オブ・ザ・ギルド』予告編 - Netflix 1分48秒 2021-07-14
2 270,536 妄想 - ハン・ソヒ、夢の中でソン・ガンに抱かれる | わかっていても | Netflix Japan 2分56秒 2021-07-02
3 253,858 本編映像 - 新ヒロイン恒松祐里初登場シーン | 全裸監督 | Netflix Japan 2分17秒 2021-06-30
4 233,183 名シーン - 烈海王、水上を爆走 | バキ | Netflix Japan 2分52秒 2021-06-16
5 189,163 『全裸監督 シーズン2』 - 全裸監督からの大事なお知らせ 2分17秒 2021-06-07

「Amazonプライム・ビデオ」「ディズニープラス」「Netflix」の3サービスにおいて、再生回数の多い動画は15秒~3分未満の予告編、ブランド訴求、シーン動画となっており、短尺・宣伝型の訴求であることが読み取れます。これら3サービスはテレビCM露出も多いことが「定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査」から分かり、宣伝・出稿に積極的であることから、YouTubeも宣伝のための訴求チャンネルの一つとして活用されていることが推察されます。

② 長尺・コンテンツ体験型:「ABEMAプレミアム」「DAZN」「dTV」

ABEMAプレミアム
順位 月間再生回数 動画タイトル※クリックすると動画ページに遷移します 動画の長さ 動画公開日
1 848,647 【第1話】重川茉弥15歳、ママになることを決断した日のこと。娘を守るため夫と『2人で決めたルール』とは?『普通の女子高生だったはずの私が 16才でママになって知ったことは、』毎週火曜よる10時〜配信中 19分50秒 2021-07-20
2 786,606 【75万回再生突破🎉】1話フル『箱庭のレミング』SNSに狂った姉妹のNEWホラー⚠️閲覧注意⚠️│毎週木曜よる10時ABEMAで放送中 37分34秒 2021-06-23
3 657,601 【1話フル/『GX -伝説のキャバ嬢が女の子を大改革』】年収4億円!元日本一稼ぐキャバ嬢エンリケ👑プロデュース回│『GX』は毎週木曜よる11時アベマで無料配信中! 28分38秒 2021-06-24
4 614,668 【初回フル】年商30億円/元歌舞伎町No.1嬢王・愛沢えみり👠プロデュース回 │『GX』は毎週木曜よる11時アベマで無料配信中! 29分45秒 2021-07-19
5 225,661 【エンリケ激怒】「太客は一番前に。客は呼ぶものじゃなく作るもの」│ 新番組GX 毎週木曜よる11時アベマで無料配信中 6分5秒 2021-06-30
DAZN
順位 月間再生回数 動画タイトル※クリックすると動画ページに遷移します 動画の長さ 動画公開日
1 180,436 伊東純也 サッカー以外こだわりなし!欧州でもストレスレス生活が活躍の秘密!? |やべっちスタジアム 新企画『耕せ!やべっち』 不明(現時点で非公開) 2021-07-08
2 143,117 「神様が人間界に降りてきてちょっと球遊びしてやろうか」|すごいと思う選手&チームメイト|やべっちスタジアム『Jリーガ―大集合SP』Part3 不明(現時点で非公開) 2021-06-25
3 142,597 【清水エスパルス×川崎フロンターレ|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第18節 | 2021シーズン|Jリーグ 5分38秒 2021-07-17
4 115,400 【サガン鳥栖×名古屋グランパス|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第20節 | 2021シーズン|Jリーグ 6分49秒 2021-07-17
5 110,191 【ヴィッセル神戸×湘南ベルマーレ|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第21節 | 2021シーズン|Jリーグ 7分15秒 2021-07-03
dTV
順位 月間再生回数 動画タイトル※クリックすると動画ページに遷移します 動画の長さ 動画公開日
1 428,714 【キスシーン】彼氏との待合せ場所で元彼とキス?今カレを裏切る背徳感を感じながら濃厚なキスに溺れる彼女『キス×kiss×キス Last chapter of Love』第9話 4分33秒 2020-08-10
2 272,283 【キスシーン】久しぶりに会えた彼と情熱的なキス・・・ 『キス×kiss×キス』 第10話 3分24秒 2020-08-07
3 157,258 ドSなイケメンお兄ちゃんに襲われたのに感じちゃう禁断のキス 『キス×kiss×キス Last chapter of Love』 第11話 秘密のキス 彼氏のお兄ちゃんとイケナイ関係… 5分10秒 2020-08-10
4 156,560 ちょいSな彼との刺激的なエロスを感じさせるキス『キス×kiss×キス Last chapter of Love』 第4話 いじわるなキス 4分24秒 2020-08-10
5 123,519 【検証動画】キスをするだけで恋に落ちるのか?40歳女と22歳男のキス|オンナの噂研究所 第114話 12分34秒 2020-08-07

「ABEMAプレミアム」「DAZN」「dTV」の3サービスにおいて、再生数上位の動画はすべて3分以上の長尺の動画となっています。「ABEMAプレミアム」ではシリーズの1話目をフルで公開した動画が上位に入っています。また、「dTV」も上位動画はすべてシリーズ内エピソードのフル尺動画で、1年前に公開された動画が、今なお上位を占めています。「DAZN」では、試合の得点シーンなどのハイライトを編集した動画が上位にあがっています。これら3サービスは、コンテンツの中身を知ってもらう長尺・コンテンツ体験型の訴求としてYouTubeを活用していることが読み取れます。

このようにYouTubeを積極的に利用しているサービスのなかでも、「短尺・宣伝型」や「長尺・コンテンツ体験型」といったように活用方法は異なります。「定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査」のデータを通して、サービス毎の露出戦略の違いが浮かび上がってきました。


今回の分析結果は「定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査」をもとにしています。本調査は、国内の定額制動画配信18サービスを対象として、「認知・利用状況」「テレビ/デジタルでの露出状況」「新規/継続利用意向の状況」「加入・解約の理由とサービス間の流出入状況」やブランドイメージなど、様々なデータを扱っており、より深く多面的な分析が可能となっています。自社サービスのポジションニングや宣伝効果の把握、競合分析による施策検討はもちろん、提案資料の素材としてぜひご利用ください。

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■定額制動画配信サービス タイトル別 調査概要

【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ【集計方法】視聴したタイトルについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。タイトルごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一タイトルとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります

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