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劇場版大ヒット『ワンピース』が配信も3週連続首位、実写版『モンスターハンター』Amazon独占配信開始で急上昇~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(8月第4週)
公開日: 2022/09/01

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年8月第4週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:8月20日~8月26日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。
※視聴者数pt:記載の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す

今週のTOPICS

全体TOP20
  1. 『ワンピース』3週連続の首位、『名探偵コナン』前週6位から3位に浮上
  2. 『モンスターハンター』、Amazon独占の実写映画配信で急上昇
  3. 『シャドーハウス』『ウォーキング・デッド』視聴者数ptを大きく伸ばす
配信オリジナルTOP10
  1. Netflixオリジナルの韓国ドラマ4作品がTOP10入り
配信コンテンツ視聴者数ランキング
全体TOP20
2022年8月第4週(対象期間:8月20日~8月26日)
 
順位 変動 前回 作品別 視聴者数pt(橙字:定額制動画配信サービス オリジナル作品※1) pt前週差
1位 1
ワンピース  97 1位 ワンピース 97pt
キングダム  72 2位 キングダム 72pt
名探偵コナン  52 3位 名探偵コナン 52pt
SPY×FAMILY  52 4位 SPY×FAMILY 52pt
ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 (Netflix) 42 5位 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 42pt
ドキュメンタル ※2 (Amazonプライム・ビデオ) 41 6位 ドキュメンタル ※2 41pt
ザ・マスクド・シンガー (Amazonプライム・ビデオ) 39 7位 ザ・マスクド・シンガー 39pt
オーバーロード  36 8位 オーバーロード 36pt
鬼滅の刃  34 9位 鬼滅の刃 34pt
メイドインアビス  31 10位 メイドインアビス 31pt
リコリス・リコイル  28 11位 リコリス・リコイル 28pt
シャドーハウス  25 12位 シャドーハウス 25pt
ドラえもん  25 13位 ドラえもん 25pt
モンスターハンター  25 14位 モンスターハンター 25pt
異世界おじさん  24 15位 異世界おじさん 24pt
よふかしのうた  24 16位 よふかしのうた 24pt
ウォーキング・デッド  23 17位 ウォーキング・デッド 23pt
アオアシ  23 18位 アオアシ 23pt
六本木クラス  22 19位 六本木クラス 22pt
東京リベンジャーズ  22 20位 東京リベンジャーズ 22pt
-20
2位 2 -1
3位 6 2
4位 3 -14
5位 5 -10
6位 11 3
7位 4 -20
8位 13 0
9位 10 -5
10位 8 -15
11位 12 -8
12位 53 13
13位 7 -23
14位 129 19
15位 9 -17
16位 15 -10
17位 41 10
18位 21 0
19位 33 8
20位 16 -9
※1:シリーズすべてが配信サービスオリジナルの作品
※2:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日: 2022年8月27日 調査対象期間:2022年8月20日~8月26日
本ランキングは18の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ptを横断して集計しています。

『ワンピース』3週連続の首位、『名探偵コナン』前週6位から3位に浮上

1位は3週連続で『ワンピース』シリーズが獲得しました。多くのサービスでTVアニメ版が配信されているほか、Amazonプライム・ビデオでは歴代映画14作品の見放題独占配信が行われています。8月6日(土)に公開された劇場版『ONE PIECE FILM RED』は、公開23日間で興行収入114億円超えの大ヒットを記録しており、コンテンツ全体の盛り上がりがみられます。視聴者数ptは前週117ptから今週97ptに減少。視聴者の内訳をみると男女比は約5:5と偏りなく、年代別では20代で最も高い視聴者数ptを獲得しています。

続く2位は先週と同じく『キングダム』シリーズが入りました。視聴者数ptは前週74ptから今週72ptとほぼ横ばい。男女比は約7:3で男性寄り、年代別では40代で特に高い視聴者数ptを獲得しています。そして、3位に入ったのは前週6位から順位を上げた『名探偵コナン』シリーズです。視聴者数ptは前週50ptから今週52ptとほぼ横ばいとなりました。男女比は約5:5で偏りなく、年代別では20代で特に高い視聴者数ptを獲得しています。

『モンスターハンター』、Amazon独占の実写映画配信で急上昇

モンスターハンター』シリーズが前週129位から14位に急上昇。2021年1月の調査開始以来、初めてのTOP20入りを果たしました。本シリーズは実写映画、アニメの配信が行われていますが、視聴者が観たコンテンツタイプによると、約90%が“欧米 映画・ドラマ”と回答。そのため、8月18日(木)にAmazonプライム・ビデオにて見放題独占が始まった2021年公開の実写映画『モンスターハンター』がけん引したと考えられます。視聴者の内訳をみると男女比は約6:4で男性寄り、年代別では20代~60代の幅広い層で視聴者数ptを獲得しています。

『シャドーハウス』『ウォーキング・デッド』視聴者数ptを大きく伸ばす

今週、『モンスターハンター』シリーズのほかに2作品が、視聴者数ptを前週から10pt以上伸ばし、TOP20入りしました。1つ目は前週53位から12位に浮上したアニメ『シャドーハウス』。視聴者数ptは前週11ptから今週25ptへと倍増しました。2021年に放送・配信された第1期に続き、現在、第2期が放送・配信中となっています。視聴者の内訳をみると男女比は約3:7で女性寄り、年代別では50代で特に高い視聴者数ptを獲得しています。

もう1つが、前週41位から17位に浮上した『ウォーキング・デッド』。これまで最新の「シーズン11」はディズニープラスで独占配信されていましたが、8月22日(月)からNetflixやHuluなどでも配信が始まり、より多くの視聴者を集めました。視聴者数ptは前週13ptから今週23ptに上昇。男女比は約7:3で男性寄り、年代別では40代~50代で特に高い視聴者数ptを獲得しています。

配信オリジナルTOP10:Netflixオリジナルの韓国ドラマ4作品がTOP10入り

配信コンテンツ視聴者数ランキング
配信オリジナル TOP10※1
(2022年8月第4週 対象期間:8月20日~8月26日)
 
順位 コンテンツタイトル 配信タイトル 視聴者数pt
1位 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 Netflix
42 1位 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 42pt
41 2位 ドキュメンタル ※2 41pt
39 3位 ザ・マスクド・シンガー 39pt
16 4位 梨泰院クラス 16pt
16 5位 シー・ハルク:ザ・アトーニー 16pt
14 6位 還魂 14pt
11 7位 ザ・ボーイズ 11pt
11 8位 ストレンジャー・シングス 11pt
10 9位 バチェラー・ジャパン 10pt
10 10位 模範家族 10pt
2位 ドキュメンタル ※2 Amazonプライム・ビデオ
3位 ザ・マスクド・シンガー Amazonプライム・ビデオ
4位 梨泰院クラス Netflix
5位 シー・ハルク:ザ・アトーニー ディズニープラス
6位 還魂 Netflix
7位 ザ・ボーイズ Amazonプライム・ビデオ
8位 ストレンジャー・シングス Netflix
9位 バチェラー・ジャパン Amazonプライム・ビデオ
10位 模範家族 Netflix
※1:シリーズすべてが配信サービスオリジナルの作品
※2:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日: 2022年8月27日 調査対象期間:2022年8月20日~8月26日

配信オリジナルTOP10に入ったコンテンツのサービス内訳は、Netflix5作品、Amazonプライム・ビデオ4作品、ディズニープラス1作品となりました。ジャンル別にみると、韓国ドラマが4作品、バラティが3作品、米国ドラマが3作品となり、韓国ドラマのすべてがNetflix作品でした。

1位はNetflixの韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。8月18日(木)に最終回が配信された後も人気を維持し、今回初の首位獲得となりました。Netflixが発表する日本のTV部門(8月22日~8月28日)の視聴時間ランキングでも1位を獲得しました。男女比は約1:9とほぼ女性、年代別では50代で特に高い視聴者数ptを集めています。

今週初のTOP10入りを果たしたのは、10位の韓国ドラマ『模範家族』です。8月12日(金)にNetflixで配信が始まりました。男女比は約2:8で女性寄り、年代別では60代から高い視聴者数ptを集めています。

男女別、年代別、過去ランキングなど、詳細はこちら ランキングデータ一覧へ

■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要

【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります

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