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『リコリコ』『ダンまち』ともに最終回で上昇、『ワンピース』配信でも絶好調V8~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(9月第5週)
公開日: 2022/10/07

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年9月第5週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:9月24日~9月30日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。
※視聴者数pt:記載の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す

9月第5週のTOPICS

全体TOP20
  1. 『ワンピース』配信も絶好調でV8、最終回の『リコリス・リコイル』が3位に上昇
  2. 『ダンまち』シリーズ、第4期『新章 迷宮篇』最終回配信で初のTOP20入り
配信オリジナルTOP10
  1. 『ロード・オブ・ザ・リング』5週連続で首位獲得
配信コンテンツ視聴者数ランキング
全体TOP20
2022年9月第5週(対象期間:2022年9月24日~9月30日)
 
順位 変動 前回 作品別 視聴者数pt(橙字:定額制動画配信サービス オリジナル作品) pt前週差
1位 1
ワンピース  105 1位 ワンピース 105pt
ロード・オブ・ザ・リング※1 (Amazonプライム・ビデオ) 89 2位 ロード・オブ・ザ・リング※1 89pt
リコリス・リコイル  67 3位 リコリス・リコイル 67pt
キングダム  57 4位 キングダム 57pt
名探偵コナン  56 5位 名探偵コナン 56pt
SPY×FAMILY  53 6位 SPY×FAMILY 53pt
メイドインアビス  35 7位 メイドインアビス 35pt
鬼滅の刃  26 8位 鬼滅の刃 26pt
シスターズ (Netflix) 25 9位 シスターズ 25pt
オーバーロード  23 10位 オーバーロード 23pt
シー・ハルク:ザ・アトーニー (ディズニープラス) 22 11位 シー・ハルク:ザ・アトーニー 22pt
孤独のグルメ  21 12位 孤独のグルメ 21pt
ドキュメンタル※2 (Amazonプライム・ビデオ) 21 13位 ドキュメンタル※2 21pt
六本木クラス  20 14位 六本木クラス 20pt
エヴァンゲリオン  18 15位 エヴァンゲリオン 18pt
銀魂  18 16位 銀魂 18pt
スパイダーマン  18 17位 スパイダーマン 18pt
ハイキュー!!  16 18位 ハイキュー!! 16pt
ウォーキング・デッド  16 19位 ウォーキング・デッド 16pt
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか  16 20位 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16pt
-1
2位 2 16
3位 5 18
4位 3 -6
5位 4 2
6位 6 12
7位 10 3
8位 9 -7
9位 25 7
10位 8 -11
11位 37 8
12位 21 2
13位 15 -6
14位 13 -7
15位 54 8
16位 31 0
17位 28 0
18位 12 -13
19位 7 -18
20位 64 6
【順位変動】↑:10以上の上昇、↗:1~9の上昇、↘:1~9の下降、↓:10以上の下降、→:変動なし
※1:『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』のみAmazonオリジナル作品
※2:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年10月1日 調査対象期間:2022年9月24日~9月30日
本ランキングは18の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ptを横断して集計しています。

『ワンピース』配信も絶好調でV8、最終回の『リコリス・リコイル』が3位に上昇

1位は8週連続で『ワンピース』シリーズが獲得しました。多くのサービスでTVアニメ版が配信されているほか、Amazonプライム・ビデオでは歴代映画14作品の見放題独占配信が行われています。8月6日(土)に劇場公開された映画『ONE PIECE FILM RED』は、興収162億円を突破する大ヒットを記録しており、コンテンツ全体の盛り上がりがみられます。視聴者数ptは前週106ptから今週105ptとほぼ横ばい。視聴者の内訳をみると男女比は約5:5と偏りなく、年代別では20代で最も高い視聴者数ptを獲得しています。

続く2位は4週連続となる『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズです。9月2日(金)にAmazonオリジナルのドラマ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』の配信が始まりました。同シリーズの視聴者数ptは、新作ドラマがけん引しているものの、映画作品を観たと回答する視聴者もおり、シリーズとしての人気が高まっています。視聴者数ptは前週73ptから今週89ptに上昇。男女比は約7:3と男性寄り、年代別では60代と40代で特に高い視聴者数ptを集めています。

そして、3位は初のTOP3入りとなる『リコリス・リコイル』。7月2日(土)に配信を開始した夏クールのオリジナルTVアニメーションです。9月24日(土)に最終話を迎え、視聴熱が高まったものと推察されます。男女比は約8:2で男性寄り、年代別では20代、30代、40代と幅広い年代でほぼ同数の視聴者数ptを獲得しています。

『ダンまち』シリーズ、第4期『新章 迷宮篇』最終回配信で初のTOP20入り

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シリーズが前週64位から20位に急上昇し、初のTOP20入りを果たしました。本作は、シリーズ累計発行部数が1200万部を突破している大森藤ノ氏による同名のライトノベルを原作としたアニメです。9月29日(木)のABEMAプレミアム独占先行配信を皮切りに『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇』の最終回が各サービスで配信されたことにより、視聴熱が高まったものと推察されます。また、続編となる『深章 厄災篇』の配信が2023年1月にスタートすることも発表されており、今後の動向にも注目です。視聴者の内訳をみると男女比は約8:2と男性寄り、年代別では20代で最も高い視聴者数ptを獲得しています。

そのほか、圏外からTOP20入りしたアニメに、前週54位から今週15位となった『エヴァンゲリオン』シリーズ、前週31位から16位となった『銀魂』シリーズがありました。

配信オリジナルTOP10:『ロード・オブ・ザ・リング』5週連続で首位獲得

配信コンテンツ視聴者数ランキング
配信オリジナル作品 TOP10
2022年9月第5週(対象期間:2022年9月24日~9月30日)
 
順位 コンテンツタイトル 配信サービス 視聴者数pt
1位 ロード・オブ・ザ・リング※1 Amazonプライム・ビデオ
89 1位 ロード・オブ・ザ・リング※1 89pt
25 2位 シスターズ 25pt
22 3位 シー・ハルク:ザ・アトーニー 22pt
21 4位 ドキュメンタル※2 21pt
11 5位 ザ・マスクド・シンガー 11pt
10 6位 ピノキオ 10pt
10 7位 イカゲーム 10pt
9 8位 バチェラー・ジャパン 9pt
9 9位 オビ=ワン・ケノービ 9pt
9 10位 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 9pt
2位 シスターズ Netflix
3位 シー・ハルク:ザ・アトーニー ディズニープラス
4位 ドキュメンタル※2 Amazonプライム・ビデオ
5位 ザ・マスクド・シンガー Amazonプライム・ビデオ
6位 ピノキオ ディズニープラス
7位 イカゲーム Netflix
8位 バチェラー・ジャパン Amazonプライム・ビデオ
9位 オビ=ワン・ケノービ ディズニープラス
10位 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 Netflix
※1:『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』のみAmazonオリジナル作品
※2:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』
出典:GEM Partnersによる定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査(掲載ptは小数点第1で四捨五入)
実査日:2022年10月1日 調査対象期間:2022年9月24日~9月30日

配信オリジナルTOP10に入ったコンテンツのサービス内訳は、Amazonプライム・ビデオ4作品、Netflix3作品、ディズニープラス3作品となりました。TOP10ランクイン数では、Amazonプライム・ビデオが頭ひとつ抜けていますが、各サービスのランクイン数は拮抗しており、ランキングを争う様相が続いています。コンテンツタイプ別の内訳では、ドラマ6作品、バラエティ3作品、実写映画1作品となりました。

首位は5週連続で『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが獲得。視聴者数ptは89ptを集め、2位以下と大差をつけてのランクインとなりました。2位は前週5位からランクアップしたNetflixの韓国ドラマ『シスターズ』。視聴者の内訳をみると男女比は約1:9とかなり女性寄り、年代別では40代で最も高い視聴者数ptを集めています。3位は前週7位から上昇したディズニープラスのマーベルドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』。男女比は約7:3と男性寄り、年代別では20代、30代で高い視聴者数ptを集めています。

■男女別、年代別、過去ランキングなど、詳細はこちらから


■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要

【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります

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