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未来つなぐブランド力
公開日: 2018/07/27
2018年7月27日付毎日新聞夕刊映画欄において掲載された「シネマの週末・データで読解:未来つなぐブランド力」の転載記事です
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』公開中
© Universal Pictures
<シネマの週末・データで読解:週末興行成績(21、22日)>
1. (1) | ジュラシック・ワールド/炎の王国 | (2週目) |
2. (ー) | 未来のミライ | (1週目) |
3. (2) | 劇場版ポケットモンスター みんなの物語 | (2週目) |
4. (ー) | BLEACH | (1週目) |
5. (3) | ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー | (4週目) |
6. (4) | 万引き家族 | (7週目) |
7. (5) | 空飛ぶタイヤ | (6週目) |
8. (6) | 虹色デイズ | (3週目) |
9. (7) | それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星 | (4週目) |
10. (8) | 名探偵コナン ゼロの執行人 | (15週目) |
※()の数字は前週順位。興行通信社調べ
未来つなぐブランド力
ジュラシックシリーズ最新作『炎の王国』は、先週に続き1位。鑑賞意欲度は、性・年代別に満遍なく広がっており、まさにオールターゲット映画として大ヒットしている。これに、細田守監督『未来のミライ』、夏恒例のポケットモンスターシリーズ最新作が続く。
今後もお盆までの間、盤石のブランド力のある作品が控えている。今週末は若い女性の圧倒的支持を受ける『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』が公開。人気テレビシリーズを映画化した本作は『ジュラシック』との頂上対決となるだろう。来週末は人気アクション『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。鑑賞頻度の高い、映画ヘビー層に選ばれている。さらに、ピクサー、ディズニーブランドの『インクレディブル・ファミリー』。米国でアニメ映画として歴代1位の興収記録を更新した。
観客は作品に期待がなければ見に行かない。そこは人気シリーズなど知名度と評価の高いブランドのある映画が強い。その期待を上回るサプライズがあった時、大ヒットとなってさらにブランド力が上がる。
夏の終わりに、また来年の夏が待ち遠しくなるような映画に多くの人が出合うことが、映画の未来につながる。
(GEM Partners代表、梅津文)=毎月最終金曜日掲載
◆掲載元◆
毎日新聞:シネマの週末・データで読解「未来つなぐブランド力」(毎日新聞2018年7月27日 東京夕刊)
今回の調査結果について
今回の調査結果は、弊社が販売している「CATS 作品別詳細レポート」をもとにしています。今後劇場公開予定の作品について、宣伝状況を把握し、目標目安値に対して現在どのような状況であるかを週次で把握できるオンラインレポートです。マーケティング指標を「事前に設定した目標目安値」「過去類似作品」「同時期公開作品」と比較することで、宣伝等の目標達成状況をより明確に分析可能です。その他、劇場公開映画に関するデータ・レポートを豊富にご用意しています。
ご興味のある方はお気軽に お問い合わせください。
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