<2022年 映像コンテンツ利用実態分析>SVOD(定額制動画配信)とAdVOD(広告付き動画配信)の利用率が上昇。SVODでは平均利用サービス数も増加
公開日: 2022/12/09
エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners株式会社(ジェムパートナーズ、所在地:東京都港区、代表取締役:梅津文)は、映像コンテンツの利用実態に関する分析レポート「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の2022年11月調査版を、12月9日(金)に発行いたします。本リリースでは、契約形態、観賞形態を横断した利用率の推移や、SVOD(定額制動画配信)の平均利用数に着目し、レポートから抜粋する形で、ユーザーの利用実態をお知らせいたします。
SVOD利用率:前年比+2.6ptの37.8%を記録、20年以降の急進は落ち着くも依然成長
AdVOD利用率:前年比+1.3ptの58.7%を記録、上昇幅は縮小傾向に
DVD・BDレンタル/セル利用率:減少止まらず、デジタルへシフト続く
「定額制」「レンタル」「購入」「無料」といった契約形態別に、それぞれの鑑賞形態別の<動画配信><放送><ビデオソフト>の利用率を調査したところ、「定額制」<動画配信>のSVODの上昇幅が最も大きく、前年比+2.6ptの37.8%を記録しました。利用率が急進した2020年(前年比+8.1pt)、2021年(前年比+4.8pt※)と比べると伸びは鈍化しましたが、依然として成長を続けています。(※四捨五入により小数第一位が前年の見た目上の数値との差と一致していません)
また、「無料」<動画配信>のAdVODも利用率を伸ばしています。YouTube、TVer、TikTokなどを含むAdVODは前年比+1.3ptの58.7%を記録しました。SVOD同様、2020年(前年比+3.9pt)、2021年(前年比3.4pt)の伸びに比べ上昇幅は縮小しています。
一方で、年々利用率が減少している「レンタル」<ビデオソフト>のDVD・BDレンタルは、今回の調査でも前年比-2.4ptの12.7%と、下げ止まりは見られません。「購入」<ビデオソフト>のDVD・BDセルも同様に、前年比-1.6ptと前年と同程度の減少が続いており、レンタル、セルともにフィジカルからデジタルへのシフト、特にSVODへの移行が依然進んでいることが推測されます。
市場全体のSVODの平均利用数は前年比+0.1の0.8サービスに増加
SVOD利用者における平均利用数も前年比+0.1の1.8サービスへ
SVODサービスの平均利用数を調査したところ、市場全体では平均0.8サービスに加入しており、前年から0.1増加しました。2020年から2021年では変動がなかったSVOD利用者の全体でも、今回は前年比+0.1の一人平均1.8サービスと増加しています。市場全体での延べ利用数が拡大するとともに、SVOD利用者、特に20代、50代において平均利用数が増加したことが分かります。
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以上のように「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」では、映像市場を「契約形態(定額制、レンタル、購入、無料)」「鑑賞形態(動画配信、放送、ビデオソフト)」の組み合わせでカテゴリ分けをしており、映像コンテンツのホームエンタテイメント市場を幅広く把握できるのが特長です。契約形態や観賞形態を横断した分析をはじめ、各カテゴリ別の利用実態、個別サービス別のブランド浸透状況、動画配信サービス毎の利用実態深掘りなど、多様なデータを掲載しています。映像コンテンツのホームエンタテイメント市場全体の把握、分析にぜひご活用ください。
■調査概要
【出典】「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート(2022年11月調査版)」
【調査方法】インターネットアンケート
【調査実施日】2022年11月5日(土)~2022年11月9日(水)
※前回は2021年11月6日(土)~2021年11月10日(水)に調査
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】19,634人
【値の重みづけ】10歳刻み性年代の比率が、総務省統計局発表の人口推計(2022年10月1日時点の概算人口)と等しくなるように重み付けを行った
「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート(2022年11月調査版)」の
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