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『ONE PIECE』が首位獲得、続編開始の『おっさんずラブ』、紅白出演『Mrs. GREEN APPLE』が急上昇~推しファン人数ランキング(2024年1月)
公開日: 2024/01/26

推しエンタメブランドスコープ

今、推しているファン(=推しファン)が最も多いエンタメブランドはなにか。エンタテイメントをメディア横断でとらえ、エンタメビジネスの最大化をサポートする商品「推しエンタメブランドスコープ」では毎月調査を実施しており、最新のエンタメブランド価値を計測することが可能です。そこで、本コラムでは2024年1月の最新調査結果から、推しファン人数ランキングのハイライトをお伝えします。

※「推しエンタメブランドスコープ」では、全国に住む15~69歳の3万人を対象に、「いま、推しているエンタメブランド」に関する調査を毎月実施。答え方があらかじめ指定したリストから選ぶ形ではなく、自由回答方式で答えてもらい、GEM Partners開発による「エンタメコンテンツ辞書」を用いて名寄せ(回答者が記入した情報を精査し、同一のコンテンツを示す回答を統合する作業)・集計を実施しています。

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《目次》

 

 

【推しファン人数ランキングTOP20】
首位は『ONE PIECE』、TOP10内にアニメ関連エンタメブランドが8つ

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2024年1月13日調査の推しファン人数ランキング(赤枠)では、『ONE PIECE』が首位を獲得。続いて2位に『呪術廻戦』、3位『YouTube』という結果になりました。TOP10中、アニメ関連のエンタメブランドは8つと、アニメの強さが目立ちます。

 

【アニメ関連エンタメブランドの月別推しファン人数推移】
テレビ放送の有無で推しファン人数が変動

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上記はアニメに関連した上位エンタメブランドの月別推しファン人数推移です。今月首位の『ONE PIECE』は1年を通じて変動が少なく、12月とほぼ同じ推しファン人数で推移しました。

呪術廻戦』は、テレビアニメ第2期の放送が始まった7月15日の調査から上昇し、前月(12月16日調査)は推しファン人数189万人を集めて1位に入りました。しかし、昨年末に「渋谷事変」編のテレビ放送が一旦終了し、一定の落ち着きをみせたことで、今月は139万人と数を減らし、2位となりました。

一方、今月4位の『葬送のフリーレン』、5位の『薬屋のひとりごと』は、ともにテレビアニメの放送が昨年から続いており、推しファン人数が上昇傾向にあります。

6位の『SPY×FAMILY』も同様にテレビアニメSeason 2の放送が始まった10月から上昇。12月22日には劇場版の公開もありましたが、放送が年末に終了となったことで落ち着きをみせ、12月の131万人(4位)から1月は97万人の6位となりました。

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上記は『SPY×FAMILY』の推しファン人数推移をメディア別に分けたものです。12月は「アニメ」に加え、劇場版公開直前ということもあり、「映画」ファンも高まりをみせました。一方、1月は「映画」は前月の水準をキープしましたが、テレビアニメ終了に伴い「アニメ」が減少し、全体としては減少という構造になりました。

 

【推しファン人数急上昇ランキング】
『おっさんずラブ』『Mrs. GREEN APPLE』が前月から急上昇

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上記は、前月と比較して「推しファン人数」が急上昇したエンタメブランドのランキングです。最も「推しファン人数」が増加したのは1月5日にドラマの続編放送が始まった『おっさんずラブ』で、前作からの高い人気がうかがえます。

次いで急上昇したのは2位の『Mrs. GREEN APPLE』。レコード大賞受賞、紅白初出場で話題となったほか、12月20日から全国ツアー中ということもあり、推しファン人数が下記のように急増しています。

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「推しエンタメブランドスコープ」では今回の<推しファン人数>分析のほか、<支出金額><接触日数>の3つの指標と、これらを総合した<GEM指数>という新しい指標を採用しています。エンタメブランドの強さとして、推しファン人数は重要な指標ですが、ファンがどの程度「お金を使っているか」もビジネスを行う上で重要です。一方、(お金を使っているとは限らないが)「時間を消費している」エンタメブランドも価値があると考えられます。「推しエンタメブランドスコープ」では、施策の目的に応じて、これらの指標に基づき、能動的に“自己申告”したファンによるエンタメブランドの価値をランキング形式で把握できます。

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