IP戦略とデータ活用:認知度高い自社キャラクターの売上伸び悩みを打破する【エンタメキャラクターIP所有外資系企業編】
公開日: 2024/10/29
GEM Standardではエンタメブランドの価値基準を提供するデータサービス「TIGER」を提供しています。今回、エンタメブランドデータの活用方法を具体的にイメージいただくため、みなさまが抱える課題を「TIGER」で解決し、アクションへとつなげる想定事例を事業者様別にピックアップしました。
ケース
自社エンタメキャラクターの売上拡大をけん引するコアファン(推しファン)の実態を掴みたい
ユーザー
企業:エンタメキャラクターIP所有外資系企業
担当者:マーケティング部マネージャー A氏
職責:担当のエンタメキャラクターのマーケティング戦略立案および社内外の関係者への共有/キャラクター認知や好意の拡大、および商品化での売上最大化が部署や個人のKPI
経緯と課題
国内市場において女性を中心に高い認知率を誇っている自社キャラクターですが、新興のキャラクター群も多く競合環境は激化しています。そのため、最近は商品の売り上げが伸び悩んでいる状況です。定期的に調査しているブランド認知率や好意度ではそれほど大きな変化がないなか、ブランド担当マネージャーのA氏は、ビジネスを支えている高い熱量を持つコアファンの実態について確認するよう、マネジメント層より要請を受けました。
活用方法
検証ツール:TIGER「推しエンタメブランドスコープ」の[深掘りする:個別分析]機能
検証方法:該当エンタメブランドを入力して、過去12カ月分のトレンドをサマリーしました
- 発見①:推しファンの規模は約15万人と推計
- 発見②:推しファンの中でも「人生の一部/信者」とブランドを熱く推してくれている層が17%存在
- 発見③:この最も熱い「人生の一部/信者」層から期待できる支出規模は、月額8,000円超
- 発見④:自社キャラクターの推しファンは、「雑貨」への商品ニーズ(支出意向)が46%で最大
アクション
マネージャーA氏は、ブランドの「信者」を自称するコアファンの存在や規模感を把握し、ターゲットの特性や期待、そして競合ブランドとの差異なども含めたポジショニング戦略を経営層に立案し承認を得ました。また、明らかになった商品カテゴリー欲求に基づき、外部パートナー企業と連携して商品開発も進めています。現在「TIGER:推しエンタメブランドスコープ」は、自社ブランドのファン心理と支出行動などの時系列推移を毎月トラッキングできる重要なKPIツールとなっており、社内経営企画部とともにブランドの売上との相関分析にも用いられています。
TIGERでは、今、推されているエンタメブランドとそのファンを理解し、次のヒットを見いだす「推しエンタメブランドスコープ」と、エンタテイメントの真のリーチをメディア・サービス横断で把握するデータサービス「エンタメリーチトラッカー」の2サービスを展開中。各サービス詳細は以下をご参照ください。
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【エンタメキャラクターIP所有外資系企業編】
IP戦略とデータ活用:認知度高い自社キャラクターの売上伸び悩みを打破する - 【全国小売流通企業編】
小売店の棚割り最適化:商品カテゴリー毎に顧客が求めるエンタメブランドを発見する - 【レコード会社編】
音楽IP戦略とデータ活用:アーティストへのリーチをチャネル別・サービス別に把握してプロモーション設計を最適化する - 【放送局編】
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