SVOD利用率が年々伸長、ついに有料放送を上回る結果に
公開日: 2018/12/07
2018年調査版発行日決定!
映像コンテンツ視聴サービスを利用するユーザーとその利用実態に関する分析レポート「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の2018年調査版を、12月11日(火)に発行することが決定いたしました。
そこで今回、本レポートから、契約形態別の利用率に関する調査結果をピックアップしました。ホームエンタテインメント市場における映像コンテンツの利用状況を「動画配信」「放送」「レンタル」「無料」に区分し、これらを横断して分析できる本レポートの有益性をご確認ください。
動画配信サービスの利用率上昇続く! SVODが有料放送超え
「定額制」「レンタル」「購入」「無料」といった契約形態別に利用率を調査したところ、「定額制」と「無料」分野で大きな動きがありました。「定額制」では、SVOD(定額制動画配信サービス:Subscription VOD)の利用率上昇がめざましく、今回の調査で昨年比4.1ptアップし18.6%を記録。これまで常に利用率首位を誇っていた有料放送の利用率を超える結果となりました。
また、「無料」分野におけるAdVOD(広告運営動画配信:Advertising VOD)の動きも見逃せません。AdVODの利用率も徐々に高まっており、今回の調査で51.3%に達し、無料放送(BS)の50.3%をわずかに上回りました。
レンタル分野ではTVODの利用率が増加
サービスカテゴリ別に1年間の利用率を調査。《動画配信》は契約形態に関わらず利用率が増加しました。なかでもSVODの利用率の増加幅は昨年比+4.1ptと躍進しています。そのほか、「レンタル」に注目すると、TVOD(レンタル型動画配信:Transactional VOD)の利用率が伸びているのに対し、DVD・BDレンタルの利用率が大きく減少していることが分かります。
さらに存在感を増すAmazonプライム・ビデオ
個別サービスごとに利用率を調査したところ、『Amazonプライム・ビデオ』が昨年比+3.8ptと大きく数値を伸ばし、12.2%を記録。『NHK BS1』『NHK BSプレミアム』に続く3位にランクインしました。1位、2位は昨年からポイントを落としているだけに、『Amazonプライム・ビデオ』の存在感が年々増していることが感じられます。そのほかの動画配信サービスも好調で、11位の『Netflix』は1pt、13位の『DAZN』は0.9ptと、それぞれ昨年の調査から数値を伸ばしており、今後の動向に注目です。
■調査概要
-
- 【調査方法】
- インターネットアンケート
-
- 【調査実施日】
- 2018年10月20日(土)~2018年10月23日(火)
※前回は2017年10月13日(金)~10月18日(水)に調査
-
- 【調査対象】
- 日本在住の15~69歳の男女
-
- 【回答者数】
- 14,825人(内、1,000人は「3章 動画配信サービス毎の利用実態深掘り」に関する質問に回答)
-
- 【数値の重みづけ】
- 10歳刻み性年代の比率が、総務省統計局発表の人口推計(2018年10月1日時点の概算人口)と等しくなるように重み付けを行った
新着記事
-
映像・書籍・音楽・ゲーム・ラジオ横断でリーチ力を調査、2024年のTOP3は『ポケモン』『ツムツム』『ONE PIECE』
(2024/12/20) -
サブスク、CD、Webほかチャネル横断で調査、2024年に最も聴かれた音楽アーティスト&サービス
(2024/12/20) -
単行本、雑誌、電子コミック、電子サービス横断で調査、2024年に最も読まれたマンガ&サービス
(2024/12/20)
新着ランキング
-
メディア横断リーチpt 週間TOP10(2024年12月第2週)
(2024/12/19) -
メディア横断リーチpt 急上昇TOP10(2024年12月第2週)
(2024/12/19) -
定額制動画配信サービス 週間リーチptランキングTOP20(2024年12月第2週)
(2024/12/19)