記事

ソニー・プレゼンテーション<CinemaCon 2023>~『スパイダーマン』に加えてアップル”Napoleon”やR指定マーベル作品など意欲的なラインナップ
公開日: 2023/04/28

特集:CinemaCon 2023 スタジオラインナップ・プレゼンテーション 第1回
cinemacon 2023

米ラスベガスにて開催されている世界中の興行会社と配給会社が集まるコンベンション「CinemaCon(シネマコン)2023」(開催期間:2023年4月24日~27日)から、ハリウッドスタジオが全米・世界各国から集まった興行関係者に向けて行うラインナップ・プレゼンテーションの内容をレポート。第1回はトップバッターを飾ったソニー・ピクチャーズ エンタテインメントからお届けします。

開催日:2023年4月24日
開催場所:ザ・コロシアム(ホテル「シーザーズ・パレス」内)
登壇者
ミッチ・ノイハウザー(Managing Director, CinemaCon)

<ソニー>
トム・ロスマン(Chairman and CEO, Sony Pictures Entertainment Motion Picture Group)
ジョシュ・グリーンスタイン(President, Sony Pictures Entertainment Motion Picture Group)
クリスティン・ベルソン(President of Sony Pictures Animation)
アサド・キジルバシュ(Head of Product, PlayStation Studios and Head of PlayStation Productions)

「劇場ウインドウにコミットし続けた唯一のスタジオ」
今後はオリジナルのR指定ホラー/コメディに注力

ゲーム原作やR指定コメディ、ホラー、アニメなど多様なラインアップを用意

スタジオプレゼンテーションの初回にあたるため、冒頭にCinemaConのミッチ・ノイハウザー氏(Managing Director, CinemaCon)より開会の挨拶があり、コロナ禍を経て興行が復興したことを伝えたほか、配給会社や機器メーカー、技術者ら関係者に加え、4月末に退任するNATO(全米劇場所有者協会:National Association of Theater Owners)のジョン・フィシアンCEOへの感謝を表明しました。

開会の挨拶の後、ジョシュ・グリーンスタイン氏(President, Sony Pictures Entertainment Motion Picture Group)が登壇し、2023年は24本の映画提供を予定していることが告げられました。そして、その内容はPlayStationのゲーム原作やR指定コメディ、ホラー、アニメなどがあり、多様なラインアップを揃えていることをアピール。また、多くの会社がday-and-date(劇場公開日と同日に動画配信/パッケージ販売を行う)やウインドウの短縮化などの実験をするなか、ソニーは劇場ウインドウにコミットしてきたとコメントしました。

続いて、クリスティン・ベルソン氏(President of Sony Pictures Animation)から、ソニーの実写映画が多様であるように、ソニーのアニメも多様であるとの解説とともに、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が紹介されました。

PlayStationサイドからはアサド・キジルバシュ氏(Head of Product, PlayStation Studios and Head of PlayStation Productions)が登壇。ソニーの映画部門とゲーム部門のコラボレーションによってゲームIPの映画化だけでなく、世界中のオンラインユーザー・ファンにリーチできるキャンペーンが可能であることを訴え、映画『アンチャーテッド』の成功について触れるとともに、新作映画『グランツーリスモ』(2023年秋公開)が紹介されました。

「劇場公開に献身的であった唯一のスタジオ」

最後に登壇したのはトム・ロスマン氏(Chairman and CEO, Sony Pictures Entertainment Motion Picture Group)。コロナ禍においてソニーは劇場公開に献身的であった唯一のスタジオであることを改めて強調しました。そして、フランチャイズのヒットとともに、……(以下、会員限定記事にて掲載)

※本記事はGEM Standard会員様限定となります。
新規登録(無料)いただくと閲覧いただけます。

未登録の方はこちら新規会員登録(無料)
会員様はこちら記事を読む