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GEM Standardで振り返る2023年のエンタテイメント市場
公開日: 2023/12/22

GEM Standardでは2023年も皆様のエンタテイメントマーケティングの勘を「確信」に変える力添えとなるべく、様々な記事をお届けしてまいりました。今年は「新潟国際アニメーション映画祭」や「Anime Expo 2023」の現地レポートや、エンタテイメントビジネスの新たな標準データサービス「推しエンタメブランドスコープ」を用いた分析など、これまで以上に幅広い分野に取り組んでまいりました。

今年公開した記事は112本。その中から皆様に読んでいただきたい記事を、2023年の各月から1本ずつピックアップしました。GEM Standardで取り上げた分析記事を通じて、今年のエンタテイメント市場を振り返っていただければ幸いです。

2023年の各月から代表的な記事をPick UP

1月【配信ランキング2022年総括】『SPY×FAMILY』年間首位でアニメ上位独占、『ワンピース』『スパイダーマン』など映画ヒットと連動した作品が多数ランクイン(2023/01/20)

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年の年間配信サービス視聴者数ランキングを発表します。年間総合1位は『SPY×FAMILY』が獲得。2位と大きく差を広げてのランクインとなりました。ランキング上位は前年同様にアニメが独占。アニメ以外で最も上位に入ったのは9位の『孤独のグルメ』となりました。記事では年間総合ランキングのほか、月別、配信オリジナル作品ランキングをご紹介しています。

2月定額制動画配信(SVOD)の市場規模は4,508億円(22年国内、前年比16.7%増)、市場シェアはNetflixが4年連続首位、U-NEXTが2位に浮上 (2023/02/17)

GEM Partnersは2月17日(金)、2022年の動画配信(VOD)市場規模推計と、その後2027年までの市場規模を3つのシナリオで予測した「動画配信(VOD)市場5年間予測(2023-2027年)レポート」を発行いたします。本リリースでは、定額制動画配信(SVOD)のサービス別国内市場規模・シェアをはじめたとした調査結果を、レポートから抜粋する形でお知らせいたします。

3月<映画鑑賞者調査>長い映画は嫌われる? 映画鑑賞をためらう長さは140分以上が約3割、180分以上では約6割 (2023/03/17)

GEM Partnersは3月17日(金)、映画鑑賞者の属性や行動心理に迫るオンライン分析ツール「GEM映画白書ダッシュボード」の最新データを用いて、「観たい映画であっても映画館での鑑賞をためらう上映時間の長さ」の分析結果を発表いたします。

4月特集:海外における日本のマンガ・アニメの価値づけの状況~新潟国際アニメーション映画祭 (2023/04/07)

新潟国際アニメーション映画祭のForumにて3月20日、アカデミック・プログラム「文化庁+開志専門職大学共同調査 海外における日本のマンガ・アニメの価値づけの状況」が開催されました。同プログラムでは、マンガ、アニメそれぞれの調査結果の概要発表とそれを受けたディスカッションが行われました。その模様をレポートします。 (特集内容:第1回 価値づけを生み出す3つの装置(アニメ編)/第2回 エリート主義的評価と商業的評価(マンガ編)/第3回 価値づけプロセスの再現性(アニメ・マンガ))

5月特集:CinemaCon 2023 スタジオラインナップ・プレゼンテーション(2023/04/28~05/02)

米ラスベガスにて開催されている世界中の興行会社と配給会社が集まるコンベンション「CinemaCon(シネマコン)2023」(開催期間:2023年4月24日~27日)から、ハリウッドスタジオが全米・世界各国から集まった興行関係者に向けて行うラインナップ・プレゼンテーションの内容をレポート。
(プレゼンテーション内容:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/ワーナー・ブラザース/ウォルト・ディズニー・スタジオ/ユニバーサル・ピクチャーズ/パラマウント・ピクチャーズ/映画興行の現在地)

6月特集:CinemaCon 2023 “INTERNATIONAL DAY” セミナー①「世界映画市場を俯瞰する」(2023/06/02)

米ラスベガスにて開催された世界中の興行会社と配給会社が集まるコンベンション「CinemaCon(シネマコン)2023」(開催期間:4月24日~27日)から、世界映画市場の未来について、米ディズニーでグローバルの劇場配給部門を統括するトニー・チェンバース氏とオーストラリア最大手の興行会社イベント・シネマをはじめ、世界各国で興行会社を運営するEVTのCEOジェーン・ヘイスティングス氏が対談したセミナー「Globally Speaking: A Look at the Global Marketplace」の模様を4回に分けてレポートします。

7月特集:ハリウッドのトップマーケッター集結、ヒットの裏にある戦略を語る(2023/07/28~)

米ハリウッドで4月に開催された「Variety Entertainment Marketing Summit」にて、パネルディスカッション「Entertainment Marketing Leaders Roundtable」を実施。パラマウント、ワーナー、ユニバーサル、ネオンからマーケティング責任者が登壇したほか、TikTokの北米代表も出席しました。映画のマーケティング方針や最新の戦略、成功事例を共有し合ったディスカッションの模様を5回に分けてレポートします。

8月特集:Anime Expo 2023(現地レポート)(2023/08/17)

米ロサンゼルスで日本のアニメやマンガなどのポップ・カルチャーに特化したコンベンション「Anime Expo」が7月1日から4日にかけて開催されました。今年、弊社から2人がAnime Expoに参加。本特集では2人から熱気あふれる現地の様子をお伝えするとともに、注目のセッション/セミナーの内容をレポートします。第1回は現地レポートとして、企業・個人作家ブース編、第2回はイベント・コスプレ編をお届けします。

9月ウェブトゥーン誕生の裏にあった韓国の経済事情とマンガ愛~パネル「Vertical to Horizontal」(2023/09/22)

米ロサンゼルスで行われた「Anime Expo」(開催期間:7月1日~4日)にて、縦スクロール・フォーマットでマンガ界に革命を起こしたウェブトゥーンの歴史と、同フォーマットならではのストーリーテリング、書籍化する際の工夫などについて、WEBTOON Entertainment とTokyoPop、Yen and Ize Pressのクリエイターや編集者が語ったパネルディスカッション「Vertical to Horizontal: Webtoon Storytelling, from Screen to Page」の模様をレポートします。

10月米マンガ出版事情、『進撃の巨人(1巻)』がコロナ禍の単行本売上TOPに~「Manga Publishing Roundtable」(2023/10/06)

米ロサンゼルスで行われた「Anime Expo」(開催期間:7月1日~4日)にて、マンガ出版のプロたちが、マンガ市場の成長や現状、懸念点や展望について語り合った座談会「Manga Publishing Roundtable」の模様をレポート。米国のマンガ出版業界における売上や書店の動向、顧客のニーズなどについて語られました。

11月勝つのは紅組か? 白組か? 2023年NHK紅白歌合戦出場者の「ブランド価値」と「リーチ力」を分析する(2023/11/17)

年末に開催される「第74回NHK紅白歌合戦」の出場者が発表されました。毎年恒例の紅白がどの程度盛り上がるかは、出場歌手のパフォーマンスを見たいというファンの熱にかかっているでしょう。今年の紅白の出場者にはどの程度ファンがいて、ファン層はどのように広がっているのでしょうか。弊社の新商品「推しエンタメブランドスコープ」及び「エンタメリーチトラッカー」のデータをもとに、紅白の司会者、出場歌手の推しファンから作られる「エンタメブランド価値」、そして音楽アーティストとしてのリーチ力に基づき、番組全体としてどのような人たちを引き付けるのか、棚卸をしました。

12月<2023年 映像コンテンツ利用実態分析>動画配信サービス市場の成長ついに鈍化、SVODの平均利用数も前年から変化なし(2023/12/08)

GEM Partnersは、映像コンテンツの利用実態に関する分析レポート「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の2023年11月調査版を、12月8日(金)に発行いたします。本リリースでは、契約形態、観賞形態を横断した利用率の推移や、SVOD(定額制動画配信)の平均利用数に着目し、レポートから抜粋する形で、ユーザーの利用実態をお知らせいたします。

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