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Prime Video、Netflix、ディズニープラス、U-NEXTほか、ジャンル別に最も視聴されているサービス・コンテンツを横断調査
公開日: 2024/12/20

特集:2024年リーチpt数ランキング(動画配信・マンガ・音楽) 第2回

GEM Partnersは、映像、マンガ・書籍、ゲーム、音楽メディアなどのメディアを横断してエンタメブランドの真のリーチを比較・評価することを目指した新指標“リーチpt※1”をもとに、2024年のランキングを発表いたします。メディア横断をはじめ、これまで把握が難しかったサービス横断、ジャンル横断での真のリーチを明らかにすることを目的としています。

本特集「2024年リーチpt数ランキング」では、2024年における定額制動画配信サービス(SVOD)、マンガ、音楽(アーティスト)、総合(7メディア横断)のリーチpt年間ランキングを発表します。本記事ではそのなかから定額制動画配信サービス(SVOD)のリーチptをジャンル別に分けて、サービス編、コンテンツ編の年間ランキング(※2)をご紹介します。

※1:リーチptとは、エンタメブランド名を冠したコンテンツに1日あたりに接触したのべ人数を集計期間で合計した値
※2:集計期間:2024年1月第1週(2024/1/1~1/7)~12月第1週(12/2~12/8)
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ジャンル別に最も視聴されている定額制動画配信サービスを調査
Prime Videoは全般的にリード、Netflixは「アジアドラマ・映画」、
ディズニープラスは「欧米アニメ・映画」に強さをみせる

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上記は、ジャンル別の年間リーチptをサービス毎に分けたランキングです。全般的にPrime Videoの強さが目立ち、「国内ドラマ・映画」「欧米ドラマ・映画」「国内アニメ・映画」「バラエティ・ドキュメンタリー」の4ジャンルで1位を獲得しました。特に「国内アニメ」では2位と倍以上の差をつけています。

一方、「アジアドラマ・映画」の1位はNetflixとなりました。『愛の不時着』『イカゲーム』にはじまり、『涙の女王』など、人気韓国ドラマを抱えるNetflixの強さが数値にも現れました。また、「欧米アニメ・映画」ではディズニープラスが1位を獲得。『アナと雪の女王』シリーズ、『トイ・ストーリー』シリーズなど、他サービスでは視聴できないディズニーアニメーションやピクサー作品を多数揃えていることが強みと推測されます。

そのほか、U-NEXTは「国内ドラマ・映画」「アジアドラマ・映画」「バラエティ・ドキュメンタリー」でTOP3入りを果たしています。Paraviとの統合により、国内ドラマやバラエティコンテンツが充実したことによる後押しと考えられます。特徴的な動きをみせたサービスとしてはほかに、「国内アニメ・映画」で3位に入ったdアニメストアがあり、アニメ専門サービスとしての強さを見せました。

ジャンル別ドラマ視聴ランキングTOP20
首位は国内『地面師たち』、欧米『ハリー・ポッター』、アジア『涙の女王』

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上記は、コンテンツ別の年間リーチptをジャンル毎に分けたランキングです。「国内ドラマ・映画」の1位はNetflixオリジナルの『地面師たち』が獲得。独占配信ながら1,925ptを集めました。2位に入ったのは『ゴジラシリーズ』。5月3日からPrime Videoで独占配信が始まった『ゴジラ-1.0』がリーチptをけん引しました。3位は『沈黙の艦隊』がランクイン。2月9日からPrime Videoで独占配信が始まったAmazon Originalの『沈黙の艦隊 シーズン1 〜東京湾大海戦〜』が後押ししました。

「欧米ドラマ・映画」の1位は『ハリー・ポッター』。8作品を抱える人気シリーズであることに加え、昨年末からPrime Videoでの配信が始まりリーチptを集めました。2位はシーズン6まで続く人気作品『FBI: 特別捜査班』がランクイン。9月21日からHuluでシーズン5の独占配信が始まり、リーチptを高めました。3位に入ったのは『BONES -骨は語る-』。10月4日からPrime Videoで全シーズンとなる1~12の配信が始まったことが理由と考えられます。

「アジアドラマ・映画」のTOP20は、13位の『三体』以外すべて韓国ドラマとなりました。1位はNetflix独占配信ながら1,797ptを集めた『涙の女王』が獲得。2位はAmazon Originalの『私の夫と結婚して』。こちらもPrime Video独占配信ながら1,319ptを集めています。3位にはシーズン3まで続く人気作『ペントハウス』が入りました。

ジャンル別視聴ランキングTOP20
首位は国内アニメ『名探偵コナン』、欧米アニメ『マリオ』、バラエティ『相席食堂』

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「国内アニメ・映画」は20位でも1,000pt以上を集めており、アニメ人気の高さが伺えます。なかでも1位の『名探偵コナン』は6,633ptと頭一つ抜けたリーチptを獲得しました。そのほかTOP5に注目すると、1位の『名探偵コナン』、2位の『鬼滅の刃』、4位の『ONE PIECE』は、TVアニメ化されて5年以上経過しており、エピソード数も多く抱えているエンタメブランドです。一方、3位の『葬送のフリーレン』は昨年下半期、5位の『ダンジョン飯』は今年頭にアニメシリーズの配信が始まったばかりのエンタメブランドながら、4,000pt以上を集めており、急激な熱量の高まりをみせています。また、「国内アニメ・映画」は、サービス独占配信が少ないことも特徴として挙げられます。

「欧米アニメ・映画」の1位は任天堂の人気ゲームを映画化した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が獲得。昨年末に始まったPrime Videoでの配信が後押ししました。2位は『ハズビン・ホテル』がランクイン。Prime Videoで独占配信しているAmazon Originalの『ハズビン・ホテルへようこそ』がけん引しました。3位に入ったのは『怪盗グルー/ミニオン』です。こちらは複数サービスでバランスよく視聴されています。「欧米アニメ・映画」では、4位以降に『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー』『塔の上のラプンツェル』など、ディズニー関連エンタメブランドが多く並んでいるのも特徴です。

「バラエティ・ドキュメンタリー」では、朝日放送テレビ制作の『相席食堂』が522ptを集めて1位を獲得。視聴サービスTOP3はPrime Video(69%)、Netflix(14%)、U-NEXT(13%)となりました。2位にはTBSテレビ制作の『水曜日のダウンタウン』が入り、U-NEXTでの視聴がリーチptを支えました。3位にはNetflixオリジナル、独占配信の『トークサバイバー!』がランクイン。9月3日にシーズン3『トークサバイバー!ラスト・オブ・ラフ』の配信が始まったことで、ptを押し上げました。

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