第2のデジタル革命と映画マーケティングの変化
公開日: 2019/08/02

映画マーケティングの変化
世界の映画興行会社や配給会社、業界関係会社が一同に介するトレードショー&コンベンション“CineEurope 2019”が、2019年6月17日から20日にかけてスペインのバルセロナで開催されました。本特集では、CineEurope 2019にて行われたパネル・ディスカッション“Executive Round table”に注目。配給会社と興行会社のトップが登壇し、デジタル化が配給、興行に及ぼしてきた影響を分析するとともに、デジタルマーケティングを「第2のデジタル革命」ととらえ、業界の現状と未来について熱い議論が交わされました。
モデレーター:
ジュリエン・ マーセル(Julien Marcel)
BoxOffice Media社/Webedia Movies Pro社 CEO
――映画業界誌・Webサイト運営/エンタテインメント業界に関するデータ提供
パネリスト:
トニー・チェンバース(Tony Chambers)
The Walt Disney Company EMEA社 スタジオ配給担当上級副社長/イギリス・アイルランド担当カントリーマネジャー
――配給会社
ダンカン・クラーク(Duncan Clark)
Universal Pictures International社 配給事業部プレジデント
――配給会社
ジェーン・ヘイステイングス(Jane Hastings)
Event Hospitality & Entertainment社 CEO/代表取締役
――オーストラリアに本社を置く映画興行会社(オーストラリア、ニュージーランド、ドイツで映画館を運営)
アレハンドロ・ラミレス・マガーニャ(Alejandro Ramírez Magaña)
Cinépolis社 CEO
――メキシコ大手の映画興行会社(世界15カ国で730の映画館を運営※2019年5月時点)
ティム・リチャーズ(Tim Richards)
Vue Entertainment社 創業者/CEO
――イギリスの大手映画興行会社
デジタルシネマ技術への移行で業界のあり方が大きく変わってから約10年、現在我々はそれ以上のインパクトと言っても過言ではない「第2のデジタル革命」を目の当たりにしているのではないだろうか。観客と業界パートナーの新たな関わり方から、プレミアムな鑑賞体験の再定義まで、映画興行会社は常にスクリーンでの映画鑑賞をエキサイティングな体験にする新手法を模索してきた。
同時に、競合もしくは補完関係となりえるプラットフォームの登場により、多種多様な課題や機会が浮かびあがってきている。このセッションでは、業界大手のトップを招聘し、映画の未来と絶え間なく変化を続ける映画産業の最新トレンドを見ていく。
(CineEurope2019 EVENT概要より)
※本記事で触れられている内容は2019年6月時点の情報です
Introduction
モデレーター
デジタルシネマが業界の主流になってから10年以上経ちますが、現在のデジタルマーケティング革命は、それ以上の規模であると考えて差し支えないでしょう。私はこれを「第2のデジタル革命」だととらえています。今日はこの革命を背景にした5つのトピックについて、配給会社、興行会社の幹部の皆様とディスカッションしていきたいと思います。
まず1つ目は、「デジタル化による顧客行動と映画マーケティングの変化」です。デジタルメディア上でお客様が映画館に足を運んでくださるまでにどのような行動をとっているのか、顧客の行動はデジタル化によってどう変革を遂げているのかについてお話いただきます。2つ目は「データシェア」。配給会社、興行会社、第三者、GAFA(Google、Amazon.com、Facebook、Apple)などの間でデータを共有する際に避けては通れない問題です。
続いて3つ目は「定額制動画配信(SVOD)ビジネス」をテーマに語っていただきます。果たしてSVODビジネスは興行会社にとっての脅威なのでしょうか。4つ目は「映画館のサブスクリプションモデル」です。サブスクリプションモデルの可能性と懸念についてお話します。そして最後、5つ目は「プレミアムマーケティング」です。プレミアムな鑑賞体験と、そのマーケティングの可能性について触れていきたいと思います。非常に欲張りなプログラムですが、お付き合いください。
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