NEON:アカデミー賞受賞『ANORA』はじめ独立系映画製作・配給会社として賞レースと劇場ビジネスでの成功をアピール<CinemaCon2025 スタジオプレゼンテーション>
公開日: 2025/04/16
2025年3月31日から4日間にわたり、米ラスベガスにて世界最大級の映画興行ビジネスのコンヴェンション「CinemaCon(シネマコン)」が開催されました。本特集では各スタジオによる今後のラインナッププレゼンテーションをレポート。第2回は4月1日(火)9:00から開催されたNEONのプレゼンテーションです。
※本記事で触れられている内容は2025年4月時点の情報です。
エリッサ・フェデロフ氏(Chief Distribution Officer:NEON)が登壇し、独立系映画の重要性と劇場体験への情熱を強調しました。また、『ANORA アノーラ』(ショーン・ベイカー監督)の成功事例を紹介し、設立8年で成長を続けており、多様で質の高い作品群が興行・賞レースの両面で成果を上げていることを報告。同社は、パルム・ドールを5年連続受賞、アカデミー賞では39ノミネート・11受賞を獲得し、内『パラサイト 半地下の家族』『ANORA アノーラ』の2作が作品賞を受賞するなど、映画業界で大きな成功を収めたことを強調しました。

Photo by Jerod Harris/Getty Images for CinemaCon 2025
また、『ロングレッグス』などのホラー作品のスマッシュヒットを共有するとともに、25週にわたって劇場公開されている『ANORA アノーラ』について、米国内で2,000万ドル超の興収を達成し、長期公開の価値と劇場体験の持続性を示す象徴であると述べました。今後の注目作も紹介し、観客と映画館の連携による、映画文化の発展に意欲を示しました。
ラインナップ発表
24年トロント国際映画祭で観客賞を受賞した“The Life of Chuck”ほか注目のホラー作品など
※作品は、プレゼンテーション順ではなく、公開日順に記載
“The Life of Chuck”(北米公開:2025年6月6日)
スティーブン・キング原作、マイク・フラナガン監督のヒューマンドラマ。
“Together”(北米公開:2025年8月1日)
Rotten Tomatoesで100%高評価を受けた注目ホラー。デイヴ・フランコとアリソン・ブリーが、体がくっついていくカップルを演じる。『ロングレッグス』のようなスマッシュヒットになることを期待。
“Splitsville”(北米公開:2025年)
ダコタ・ジョンソン主演のコメディ(マイケル・アンジェロ・コビーノ監督)。
“I Love Boosters”
ブーツ・ライリー監督による新作。デミ・ムーア、キキ・パーマーら出演。
“The Wrong Girls”
クリステン・スチュワート、セス・ローゲンら出演のストーナー・コメディ。

- 第1回:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 第2回:NEON
- 第3回:ライオンズゲート
- 第4回:ワーナー・ブラザース
- 第5回:Amazon MGM
- 第6回:ユニバーサル・ピクチャーズ
- 第7回:パラマウント・ピクチャーズ
- 第8回:ウォルト・ディズニー・スタジオ
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